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酒井宏樹「コーチングの伝達スピードを上げる」

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練習で汗を流すDF酒井宏樹

 4月のフランスリーグの試合で左膝を痛めた影響もあって5月30日のガーナ戦(0-2)では出番のなかった日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)だが、徐々に状態は上向いている。この日のミニゲームでは3-4-2-1の右ウイングバックの位置に入り、ポジショニングの確認などに意識をめぐらせた。

 ゼーフェルト入りしてから一夜明けた3日は、午前中にチームでディスカッション形式のミーティングを行った。ガーナ戦の映像を見ながら、攻守の状況ごとに西野監督が当該選手を指名して選手同士が互いに意見を発表。自身が入る右ウイングバックについて酒井宏は「後ろが1枚でも余っていればプレスに行けるけど、同数なら状況を把握しないといけない。後ろからどんどん前にコーチングをしていきたいし、その時間をなるべく短くして、伝達スピードを高めたい」と考えを示した。

「すべての選手に対して共通しているのは、ポジショニングが大事ということ。みんなが何も考えずにプレッシャーに行けるくらい完成度を高めないと頭も疲労する」とも話し、オートマティックにプレーできるレベルを目指そうとしている。 

 宿舎では左膝の治療をまだ継続しているというが、「マルセイユでも試合に出ましたし、問題はないですよ」。今後はさらにコンディションを高めていき、まずは8日の国際親善試合・スイス戦(ルガーノ)での出場を目指す。

(取材・文 矢内由美子)

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