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歩みはゆっくりでも…チームの前進を感じる本田「停滞感は一切ない」

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ウォーミングアップするMF本田圭佑

 ロシアW杯初戦となる19日コロンビア戦(サランスク)まで2週間を切り、本番前に残る強化試合は2試合戦のみ。8日のスイス戦(ルガーノ)で4-2-3-1のトップ下で先発することが濃厚な日本代表MF本田圭佑(パチューカ)が、スイス戦で試しておきたいこととして第一に挙げたのは「守備」だった。

「一言で言えば、守備が良ければしっかりと攻撃の特長が出ると思っている。もちろんその逆もしかりなのですが、スイス戦に限って言えば、まずは守備でいくつか試したいパターンがある」。チームとして試そうと想定しているのはどのパターンなのか。本田が続ける。

「ハメることができたパターンと、ハメられない場面でのプレス。大きく言えばその2つ。これをしっかりとポジションを確認しながらやりたい」

 どの位置からハメていくか。スイッチをどこで入れるか。それについてはまだ100%ではないという。西野朗監督が戦術練習を始めたのは国内合宿中の5月26日からで、当初は3バックシステム。ゼーフェルト入り後は4バックの再整備に取りかかっているが、戦術面で成熟度を高めるにはもう少し時間が必要なのだろう。

「全部は話せないけど、言えることとしたら“まだまだ決まっていない”。でも、決まり始めているのがポジティブな面だし、前に進んでいる。停滞感は一切ないし、みんなが努力しています」。4-2-3-1同士のミラーゲームになることが予想されるスイス戦。試したいことをすべてぶつけることができるかどうかが、まずは重要になる。

(取材・文 矢内由美子)

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