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チームとしてPK練習せず、西野監督「そこに至る前に決着つける」

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公式会見に臨む西野朗監督

 2日の決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦する日本代表西野朗監督が1日、試合会場のロストフ・アリーナで公式会見を行った。ロシアW杯はグループリーグの戦いが終わり、大会はノックアウト方式に入った。90分間、そして延長30分間でも決着が付かなければ、試合はPK戦に突入するが、指揮官は「そこに至る前に決着をつけたいと思っている」と意気込みを語った。

「これまで自分がチームを預かってきた中で、何度か勝敗を決しないといけない、タイトルを取れるか取れないかという中でPK戦もあったが、一度たりともチームとして全員でPKのトレーニングをして入ったゲームはない」。クラブチームの監督としても、これまでPK戦に備えて特別なPK練習を行ったことがないという指揮官は、そのスタンスを今回も貫くつもりだ。

「個人的に落ち着きたいとか、不安がある選手は個人的にはトレーニングしていたが、チームとしてトレーニングしてPK戦がある試合に臨んだことはない」。その理由については「あの精神状態をトレーニングでつくることは不可能。あの緊張感の中、ボールをセットできるか、できないか。そこに限られてくる。あまり意味のないトレーニングだと思っている」と説明。全体練習後、選手が個人的にPK練習をしていることはあるが、「現状、チームとしてピッチでトレーニングしたことは一度もない。あらたまってやっていることはない」と強調した。

(取材・文 西山紘平)

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