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浦和、反撃の夏!! 興梠&ファブリシオ弾で4月以来の2連勝…川崎Fは5戦ぶり黒星

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先制点を奪った浦和レッズFW興梠慎三

[8.1 J1第19節 浦和2-0川崎F 埼玉]

 J1は1日に第19節を開催し、埼玉スタジアム2002では、ここ5戦無敗(2勝3分)で9位の浦和レッズと4連勝中(前節湘南戦は延期)で3位の川崎フロンターレが対戦。前半7分にFW興梠慎三のゴールで先制した浦和は、後半アディショナルタイムにFWファブリシオが追加点を奪い、2-0の完封勝利を収めた。浦和は4月7日の第6節仙台戦(○1-0)から15日の第8節清水戦(○2-1)で記録した3連勝以来となる連勝を飾った。

 ホームの浦和は7月28日の第18節広島戦(○4-1)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。前節湘南戦が台風の影響で延期となった川崎Fは、7月22日の第17節長崎戦(○1-0)から先発1人を入れ替え、MF長谷川竜也らが先発起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半7分にいきなり試合を動かしたのはホームの浦和だった。DF岩波拓也の縦パスから右サイドを抜け出したFW武藤雄樹がグラウンダーのクロスを送ると、走り込んだ興梠が巧みなチップキックでネットを揺らしてスコアを1-0とした。前日の7月31日に32歳の誕生日を迎えていた興梠にとって、うれしい祝弾となった。

 1点のビハインドを背負った川崎Fはボールこそ保持するものの、浦和の粘り強い対応に遭ってなかなかフィニッシュまで持ち込めない時間帯が続く。前半37分にはDF奈良竜樹の浮き球のパスからPA内に侵入したFW小林悠が決定機を迎えるも、シュートは距離を詰めたGK西川周作に阻まれてしまう。さらに同アディショナルタイムにはMF中村憲剛のCKに反応した小林がヘディングシュートでゴールを脅かすも、ボールはクロスバーを叩いてネットを揺らすには至らなかった。

 1-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、後半12分に川崎Fベンチが動き、長谷川に代えてMF鈴木雄斗をピッチへと送り込む。同13分には右サイドから送られたクロスのこぼれ球に走り込んだFW家長昭博が強烈な左足ミドルを放つがゴール右に外れ、同16分には中村のCKを受けたMF大島僚太がPA外から狙うも、これもゴールマウスを捉え切れなかった。

 押し込む時間帯が長くなった川崎Fに後半21分、決定機が訪れる。MF橋岡大樹のバックパスを前線から戻り切れていなかった小林がカットすると、西川との1対1を迎えるが、右足から放ったシュートは好反応を見せた西川に右足で阻まれてしまった。その後、FW知念慶、MF齋藤学と攻撃のカードを切って圧力を強めたものの、最後まで浦和ゴールをこじ開けられず。

 後半アディショナルタイムにはFW李忠成が得たPKをファブリシオがきっちり沈め、2-0の完封勝利を収めた浦和は、ここ6戦無敗(3勝3分)と好調をキープ。一方、5試合ぶりの黒星を喫した川崎Fの連勝は「4」でストップした。

(取材・文 折戸岳彦)
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