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大学4冠の同期対決も実現…新助っ人FW大暴れの徳島、山形に5-1大勝で順位逆転!

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徳島を率いるリカルド・ロドリゲス監督

[8.18 J2第29節 徳島5-1山形 鳴門大塚]

 暫定10位の徳島ヴォルティスがホームで同9位モンテディオ山形を5-1で下した。7月に完全移籍したFWバラルが前半32分にFKの流れから先制点を決め、同37分にはPKで追加点をマーク。後半4分に山形のFWフェリペ・アウベスに1点を返されたが、同15分にMF前川大河が加点し、同45分にはバラルがハットトリックを達成する。さらにバラルは同アディショナルタイム3分に圧巻の4点目を奪取。徳島は本拠地6連勝でJ2ホーム通算100勝目を飾り、山形との順位を逆転した。

 徳島のDF井筒陸也は、関西学院大4年時に同じ徳島で負傷離脱中のFW呉屋大翔、山形のFW小林成豪らとともに関西選手権、関西リーグ、総理大臣杯、全日本大学選手権を制す4冠を達成。前回対戦の第20節(2-3)では井筒が欠場していたため、今節が小林との初対決となった。

 立ち上がりこそ山形が押し気味に進めていたが、徳島は前半32分にPA手前中央でFKのチャンス。MFシシーニョがボールをずらし、バラルが右足でシュートを放つと、壁の隙間を抜けてゴール右に決まる。バラルはこれが移籍後初得点となった。

 徳島の助っ人ストライカーはさらに前半35分、PA内右に抜け出したところでGK櫛引政敏に倒され、PKを獲得する。同37分に自らキッカーを担ったバラルはGK櫛引の逆を突いて右足でゴール左に沈め、リードを2点に広げた。

 一方、今夏加入したFW楠神順平とMF内田健太を初めてスタメン起用した山形。前半は無得点に終わったが、後半4分に思わぬ形でゴールが生まれる。古巣対戦の徳島DF石井秀典が自陣PA付近でボールコントロールをミスすると、かっさらったフェリペ・アウベスがGK梶川裕嗣をかわし、左足で流し込む。フェリペ・アウベスは2試合連続ゴールで今季6得点目を記録した。

 1点を返された徳島は後半10分、バラルがGK櫛引との1対1のビッグチャンスを迎えるが、右足のループシュートは戻ったDF熊本雄太にゴールラインぎりぎりでクリアされ、追加点は奪えない。

 直後の後半11分にはFW佐藤晃大に代え、FWピーター・ウタカを投入。山形も同14分に楠神を下げ、FWブルーノ・ロペスを送り出す。だが、次の1点は徳島に生まれた。

 後半15分、中央をドリブルで持ち上がったMF小西雄大がスルーパスを出すと、左からPA内中央にランニングした前川が豪快に右足でシュート。ゴール右上に突き刺さり、3-1と再び相手を突き放す。

 さらに後半45分には途中出場のMF杉本太郎がPA内右からクロスを送り、中央のウタカがキープからラストパス。受けたバラルが右足で冷静にゴール右へ流し込み、ハットトリックを達成する。

 だが、バラルはこれで満足しない。後半アディショナルタイム3分に前川からパスを受け、自身のシュートが1度は防がれるも、こぼれ球を自ら左足で押し込む。大量5失点の山形は2試合ぶりの黒星を喫した。

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