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千葉、船山ハットも逃げ切れず…福岡が城後の劇的弾でドローに持ち込む

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[9.16 J2第33節 千葉3-3福岡 フクアリ]

 J2は16日に第33節を開催し、フクダ電子アリーナではジェフユナイテッド千葉アビスパ福岡が対戦。前半に1点ずつを奪い合った試合は、後半は2点ずつを奪い合って3-3の引き分けに終わった。

 2連勝中のホーム千葉は前節岡山戦(○2-0)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。一方、アウェーの福岡は前節横浜FC戦(△0-0)から先発4人を入れ替え、MF枝村匠馬、MFユ・インス、DF實藤友紀、DF駒野友一らを先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半13分にスコアを動かしたのはアウェーの福岡だった。枝村が自陣から送ったロングボールに反応したFWレオミネイロがDF鳥海晃司と競り合いながらも粘って落とすと、後方から走り込んだMF鈴木惇が強烈な左足ミドルを突き刺し、スコアを1-0とした。しかし直後の同14分、MF町田也真人がPA内でGK圍謙太朗のファウルを誘ってPKを得ると、キッカーを務めた船山がきっちりと沈めて千葉がすぐさま同点に追い付いた。

 1-1のまま後半を迎えると、千葉はMF矢田旭に代えてMF為田大貴をピッチへと送り込む。すると同4分、左サイドの角度のない位置でFKのチャンスを得ると、船山が意表を突く直接FKでゴールを陥れて千葉が逆転に成功。同17分には福岡がゴールを脅かすが、FWドゥドゥが放った右足シュートはクロスバーを叩いて同点ゴールとはならなかった。

 1点のビハインドを背負う福岡は後半20分、レオミネイロに代えてFW木戸皓貴を投入。すると同27分、駒野が蹴り出したFKをゴール前でフリーになったDF吉本一謙がヘディングで叩き込み、福岡が試合を振り出しに戻した。

 後半37分、中盤でボールカットしたDF近藤直也が持ち上がって右サイドに展開すると、MF茶島雄介のグラウンダーのパスに滑り込んだ船山が左足で合わせてネットを揺らして千葉が勝ち越しに成功。しかし同アディショナルタイムにMF城後寿が劇的な同点ゴールを奪い、試合は3-3のドローに終わった。

(取材・文 折戸岳彦)
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