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逆転につぐ逆転!町田が大分の連勝止めた!!大分は1節で首位陥落

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ゆりかごパフォーマンスを披露したFW中島裕希

[10.14 J2第37節 町田3-2大分 町田]

 FC町田ゼルビアがホームで大分トリニータに3-2で勝利した。町田は5戦ぶり勝利で勝ち点を65に伸ばし、3位に浮上。大分は連勝が5でストップ。勝ち点で並んでいた松本山雅FCが勝利したため、首位の座をわずか1節で明け渡すことになった。

 前節で首位に躍り出た大分と、2試合未消化ながら大分と勝ち点4差の6位に位置する町田の大一番。ただホームの町田はここ4戦勝ちなし中。前節の山形戦からスタメン3人を変更。DF小島雅也、MFロメロ・フランク、MF土居柊太が起用された。一方の大分は5連勝中。ただしFW三平和司をベンチスタートさせ、FW馬場賢治を4試合ぶりの先発で起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は序盤から激しい点の奪い合いとなる。先制は町田。前半16分、右サイドでCKを獲得すると、MF平戸太貴がサインプレーから意表を突いたグラウンダーのクロスを入れる。これをロメロ・フランクが右足で合わせると、GKの手を弾いたシュートがクロスバーを叩いてゴールネットに収まった。

 大分も負けていない。前半26分、自陣からDF福森直也がロングボールをDFの裏に供給。これに反応したMF小手川宏基がGKもかわすと、カバーにDF2人が入っていたが、間に蹴り込んで同点弾を決める。さらに同32分、FW伊佐耕平のポストプレーから小手川にボールが渡る。素早くクロスが入れられると、馬場がかかとでコースを変えて流し込み、試合をひっくり返した。

 しかし次の得点は町田に入る。前半43分、右サイドからのクロスをロメロ・フランクが合わせると、GK高木駿に防がれるが、こぼれ球にFW中島裕希が反応。冷静に左足でゴールに流し込み、スコアをタイに戻す。中島は3年連続2桁弾となる今季10点目。また今月3日には第2子となる長女が誕生したこともあり、ゆりかごパフォーマンスも行われた。

 2-2で折り返した後半、押し気味に試合を進めたのは町田だった。後半12分のロメロ・フランクの左足強烈シュートはGKにセーブ、同13分のCKのこぼれ球をFW鈴木孝司が押し込んだ場面はハンドでノーゴールと判定されたが、同18分、スローインをエリア内で受けたロメロ・フランクが反転シュートでゴールを決め、再逆転に成功した。

 大分は後半24分に三平とFW藤本憲明を同時投入する2枚替え。攻撃に厚みを持たせて勝負に出る。しかし焦りとは裏腹に時間だけが経過。本拠地で8月以来の勝利を目指した町田に逃げ切られてしまった。

(取材・文 児玉幸洋)
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