beacon

3か月ぶり埼スタ凱旋へ…MF登録の遠藤航「ボランチとして自分を磨いてきた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

埼玉スタジアムの公式練習で笑顔を見せる日本代表MF遠藤航(シントトロイデン)

 埼玉スタジアム2002でプレーするのは、ベルギー移籍発表前の7月18日J1第16節の浦和対名古屋戦以来3か月ぶり。慣れ親しんだ場所でのキリンチャレンジ杯ウルグアイ戦を迎える日本代表MF遠藤航(シントトロイデン)は「帰って来れてうれしい」と微笑んだ。

 不出場に終わったロシアワールドカップを経て、今年の夏に浦和レッズからベルギー1部に渡った遠藤。移籍が発表されて以降はアウェーゲーム1試合に出場したのみで、2ゴールを叩き込んだ名古屋戦が埼玉スタジアムでの最終戦となっていた。

 挨拶ができずに終わったホームのサポーターに向けて、成長した姿を見せたいウルグアイ戦。10月合宿からはMF登録となり、コスタリカ戦に続いて中盤中央での起用が濃厚だが、「ずっとボランチでやらせてもらっていて、感覚が良くなっている。ベルギーでボランチとして自分を磨いてやって来られたのが大きい」と手応えを携えての凱旋となる。

 対戦相手のウルグアイはFIFAランキング5位。「タフな相手で間違いなく強い」と警戒する25歳は「ハードワークする部分、1対1で戦う部分を出せないといけない。前に出て行く回数、守備で貢献する回数をどれだけ増やせるかが大事」と意気込んでいる。

 カウンター攻撃を武器とする相手に対しては一つのミスが命取りになるが、「ミスは起こるもの」と臆するつもりはない。そこでカギになるのは“ミスの質”だ。「ミスが起きる場所、奪われる場所はボランチとして気をつけないといけない」と見解を示したMFは次のように言葉を続けた。

「センターバックからボールを受ける時は気を使いながらやれれば。ただ、前への意識があれば、チャレンジのミスはカウンターを受ける危険は少ないと思うので、勇気を持ってボールを受けること、ゴールに向かって行く姿勢を見せればミスの質が上がると思う」。後ろ向きになることなく、積極的なメンタリティーで臨んでいく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

●アジアカップ2019特設ページ

TOP