beacon

すでに豪州、タイが初戦黒星…油断なき南野「学ばなければならない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

格下相手との対戦にも油断を排除する日本代表MF南野拓実

 日本代表のアジアカップ初戦は9日、FIFAランキング127位のトルクメニスタンが相手。できるだけ失点を抑えるべく、引いて守ってくることが予想される中、これまで森保ジャパンの攻撃の中心を担ってきたMF南野拓実(ザルツブルク)は着実にイメージを膨らませている。

「引いた相手を押し込んだ状況ではずっと同じテンポでボールを回すより、ワンタッチで入れるのか、ドリブルなのか、剥がしてパスをするのかといったプレーが重要」。そう意気込む背番号9は「個人的に意識するのはどれだけゴールの近くでボールを触れるか。強引にでも向かう姿勢が大事」と力強く語る。

 国内合宿から合流していた南野にとって、年末年始に2日間のオフを挟んできたものの、代表活動が約2週間にわたって続いている形。「コンディションは問題ないし、チームとしても個人としても良いトレーニングを積んで来れている」と前向きに述べ、「もう一日、戦術的な部分を確認して臨みたい」と準備は万端だ。

 グループリーグは格下相手との戦いが続くとはいえ、「何が起こるのか分からない」(南野)のがアジア杯。さらに初戦であればなおさらだ。すでにアジアでは強国とされるオーストラリア、タイが敗戦しており、「知っていますし、学ばなければならない」と語った南野。「今できることは、試合に向けて良い準備をすることだけ」と油断は全くない。

(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ

TOP