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16強の壁越えられず…U-20日本代表、韓国に敗れ2大会連続決勝T1回戦で敗退

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日本は16強で敗退した

[6.4 U-20W杯決勝トーナメント1回戦 U-20日本代表 0-1 U-20韓国代表]

 U-20日本代表は4日、U-20ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でU-20韓国代表と対戦し、0-1で敗れた。後半39分にFWオ・セフンに決勝点を奪われ、2大会連続の16強敗退となった。

 日本は継続して4-4-2のシステムを採用し、スタートの2トップはFW宮代大聖(川崎F)とMF郷家友太(神戸)。右サイドにFW西川潤(桐光学園高)、左サイドにMF山田康太(横浜FM)という布陣で臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 5バックで守備を固める韓国に対して、日本は徐々にボールを握って攻撃の形をつくり、前半20分、宮代の落としに反応したDF菅原由勢(名古屋)がPA手前で左足を振り抜いたが、シュートはゴール上へ。西川と郷家が入れ変わり、西川が2トップの一角に上がり、郷家が右サイドハーフにシフトした。

 前半22分にはMF藤本寛也(東京V)がハンドで警告を受け、約25mの位置でFKを献上。キッカーを務めた10番FWイ・ガンインが左足で鋭いシュートを打ったが、これはゴール右へ。44分にはMFキム・ジュンミンに強烈な右足ミドルを打たれたが、GK若原智哉(京都)が冷静にキャッチした。

 前半は70%を超えるボール支配率だったが、5-4-1に引いて守る韓国に阻まれ、スコアレスで折り返した。後半開始と同時に韓国は最初の交代カードを切り、DFイ・ジソルを下げてFWヨム・ウォンサンを投入。4バックに変更して攻撃の圧を強めたが、後半5分、日本にチャンスが訪れた。

 MF齊藤未月(湘南)がゴールに背を向けた状態でアバウトなボールを蹴り込み、エリア内の宮代がシュート。これはGKイ・グァンヨンに阻まれたが、こぼれ球に詰めた郷家が左足で押し込み、ネットを揺らした。日本は歓喜の輪を作ったが、VARの介入で宮代のオフサイドが認められ、ノーゴールの判定となった。

 韓国に攻め込まれてもDF陣が体を張り、GK若原も好反応でセーブ。日本は後半23分、郷家を下げてMF中村敬斗(G大阪)を投入。押し返した日本は立て続けにチャンスをつくり、後半33分、山田が蹴り込んだ左CKをDF小林友希(神戸)が高い打点からヘッドで狙ったが、わずかにゴール右に外れた。

 さらに、後半34分に最大のチャンス。右サイドからエリア内に侵入した中村が左足を振り抜くと、シュートは相手DFにブロックされたが、こぼれ球に宮代が反応。右足でシュートを打ったが、惜しくも左ポストを叩いてしまった。

 絶好の得点機を逸した日本は後半39分に失点。菅原のパスミスが高い位置でMFチェ・ジュンに渡ってしまう。チェ・ジュンが左クロスを入れると、FWオ・セフンが頭で合わせてネットを揺らした。日本は後半43分に同時に2枚を替え、DF東俊希(広島)とFW原大智(FC東京)を投入。しかし、日本は最後までゴールをこじ開けられず、0-1で敗れた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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