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レアル移籍決定の久保建英、今はコパ・アメリカに「集中したい」

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日本代表MF久保建英

 FC東京からレアル・マドリーへの完全移籍が発表された日本代表MF久保建英が移籍発表後、初めて取材に応じた。

 バルセロナの下部組織で育った久保は、15年にクラブが国際サッカー連盟(FIFA)のルールに抵触し、公式戦出場停止を余儀なくされて退団。帰国してFC東京の下部組織に加入すると、17年11月にはプロ契約。18年8月から横浜FMに期限付き移籍し、今季FC東京に復帰するとJ1リーグで首位に立つチームをけん引していた。そして、5月下旬にA代表初選出を果たすだけでなく、今月9日のキリンチャレンジ杯エルサルバドル戦では史上2番目の年少記録となる18歳5日でA代表デビュー。引き続きA代表に選出されており、コパ・アメリカ出場のために訪れたブラジルの地で、レアルへの電撃移籍が発表された。

 しかし、トレーニング後に取材に応じた久保は「今は大会(コパ・アメリカ)に集中したいので、大会が終わるまでは大会のことだけしか答えられない」ときっぱり話すと、「強い相手と戦えることは非常に恵まれている。日本代表として正々堂々と戦って、良い結果を出したい」とコパ・アメリカへの意気込みを示した。

 突然のレアル移籍が発表され、先輩たちも驚きを隠せないようだったが、MF中島翔哉は「人それぞれの人生があって、それは自分が判断して決断したことだと思う。すごく賢い選手だと思うので、いろいろなことを吸収して、どんどんうまくなり、楽しくやってくれればいい」と答え、GK川島永嗣は「タケはしっかりしている。彼自身が新しいスタートに対して、これからだという気持ちが一番強いと思う。こういうチャンスは誰しもに与えられるものではないし、チャンスをつかんでほしい」と新たな旅立ちを迎える後輩にエールを贈った。

(取材・文 折戸岳彦)
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