現在、フロジノーネの指揮官を務める元イタリア代表のアレッサンドロ・ネスタが、イタリアメディア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じてブレシアのFWマリオ・バロテッリにエールを送った。

　ネスタが率いるフロジノーネは7日、親善試合でバロテッリの所属するブレシアと敵地で対戦。先制点をマークした新加入のバロテッリの活躍などにより、ブレシアが3-2で勝利した。ネスタは試合を振り返りつつ、元イタリア代表FWのプレーに好印象を受けたことを明かし、復活を期待した。

「ところどころで重要なプレーも見え、私のチームにとって良いテストになった。バロテッリは良かったように思う。彼は重要な選手。まだトレーニングが必要だが、代表でも活躍できることを願っている。彼は我々のカルチョの宝だからね」

　ブレシアのスタジアムに集まった2000人の観客の中には、地元出身のスター、アンドレア・ピルロ氏の姿もみられた。元イタリア代表のレジェンドも、同胞のバロテッリに対して見解を示した。

「ブレシアでプレーすることを選んだことから、良い再出発を切りたいという彼の気持ちが伝わってくる。これなら結果もついてくるはず。代表だってね。すべては彼次第なんだ。まずはピッチで力を証明しなければ、どこへもたどり着けないと思った方が良い」

　なおネスタは、ユベントスのジョルジョ・キエッリーニにも言及。ひざ前十字靭帯損傷と重傷を負った35歳のユーベDFのキャリアを心配した。

「ジョルジョは強い。このケガでキャリアが閉ざされることがないよう願っている。強靭なメンタルだからきっと戻って来るはずだと確信している。彼の回復を心から祈っている」

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