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5戦14発…山形が井出の凱旋ゴールなど4-1で千葉に快勝! 木山監督「吹っ切れる試合」

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山形を率いる木山隆之監督

[10.6 J2第35節 千葉1-4山形 フクアリ]

 J2第35節が6日に開催された。4位モンテディオ山形は敵地で17位ジェフユナイテッド千葉と対戦し、4-1で勝利。今季最多タイの4得点を挙げ、3試合ぶりの白星を手にした。他会場で2位大宮も勝ったため、自動昇格圏内までのポイント差は2のままとなっている。一方、千葉はミスも絡む大量失点で4試合ぶりの黒星を喫した。

 山形は開幕から堅守をベースに僅差のゲームを制して上位争いを続けてきたが、前節までの4試合で計10得点を挙げるなど、シーズン終盤を迎えて新たな顔も見せ始めている。

 その攻撃力を示すように、前半35分に先制した。MF本田拓也を起点としたカウンターからFWジェフェルソン・バイアーノ、FW山岸祐也とつながり、最後は山岸のパスに走り込んだ本田がPA手前中央から右足でスライディングシュート。豪快にゴール左上へと突き刺さり、山形加入3年目で移籍後初得点を挙げた。

 追いかける展開となった千葉は後半1分、右サイドのDF米倉恒貴のクロスからファーのMF矢田旭が左足で押し込み、1-1と同点に追いつく。しかし、ここから山形がさらに畳み掛けた。

 後半12分にJ・バイアーノが右サイドでDF増嶋竜也からボールを奪い、ドリブルから中央へパス。山岸が放った左足のシュートはGK佐藤優也に弾かれるが、長い距離を駆け上がっていたMF山田拓巳がヘディングでねじ込み、再びリードを奪った。

 後半34分には思わぬ形で追加点が生まれる。途中投入でフレッシュなFW大槻周平がGK佐藤にプレッシャーをかけると、佐藤が切り返そうとしたところを狙ってボールを奪取。無人のゴールに左足で流し込み、キャリアハイを更新するチームトップの今季10得点目をマークした。

 直後の後半38分には、2011年のプロ入りから2016年まで千葉に所属したMF井出遥也が途中出場。すると後半アディショナルタイム2分、中央でキープした井出が右サイドに展開し、MF柳貴博の折り返しに自ら走り込んで右足で押し込む。古巣サポーターの前で山形加入後初ゴールとなった。

 山形はそのまま4-1で逃げ切りに成功。直近2試合は勝ち切れないゲームが続いていたが、大量得点で3戦ぶりの勝利をつかんだ。これで5試合14ゴール。木山隆之監督は試合後、「吹っ切れるような試合ができた」とチームの戦いを称えた。

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