現在レスター・シティを率いているブレンダン・ロジャーズ監督(46)が、元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー(33)のリバプール加入の経緯について語った。英『リバプール・エコー』が伝えている。

　マンチェスター・シティでプレミアリーグ2回、FAカップ1回の優勝を経験していたミルナーは、契約満了に伴い、2014-15シーズン限りで同クラブを退団。2015年6月にリバプールに加入し、ここまで公式戦188試合24ゴールを記録しており、昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇を果たした。

　同紙によると、2012年6月から約3年間リバプールを指揮したロジャーズ監督は「彼にとって大きな決断だった」とミルナーのリバプール加入について口を開くと、「ある晩、妻のシャーロットと出かけたことを覚えている。私たちは彼の家に向かったんだ。シャーロットは彼の妻にリバプールの素晴らしいさを伝え、私もジェームスに働きかけた」と直接交渉したことを明かした。

「彼はリバプールに来たがっていた。すでに彼はプレミアリーグ、カップ戦で優勝を経験していた。彼の野望はチャンピオンズリーグで優勝することであり、リバプールの方がチャンスがあると感じていた。加入すると電話で聞いたとき、私はとても幸せだった」

　ロジャーズ監督は成績不振により2015年10月に解任。ミルナーと一緒に仕事をした期間はほんのわずかだったが、「彼は素晴らしかった。左サイドバック、中盤でプレーしてくれた。彼はトップクラブのプロ選手だった」と称えている。

　なお、現在ロジャーズ監督が指揮を執るレスターは、5日に行われたプレミアリーグ第8節でリバプールと対戦。1点ビハインドから追いついて迎えた後半アディショナルタイムにミルナーにPKを決められ、1-2で敗れた。

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