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タジク戦前日会見、森保監督「まず日本で起きていることを話したい」

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被災者にエール送った日本代表森保一監督

 日本代表森保一監督は14日、カタールW杯アジア2次予選タジキスタン戦(15日、ドゥシャンベ)の前日会見に出席した。冒頭では死者40人、行方不明者17人(日本時間正午時点、『NHK』より)という甚大な被害を及ぼした台風19号の被災者にメッセージを送った。

「明日の試合のことについて話す前に、まず日本で起きていることについて話したい」。地元タジキスタンのメディアも大勢詰めかけた記者会見。翌日の試合についてのコメントを求められた森保監督はまず、自然災害に苦しむ日本国民に思いを寄せた。

「日本では台風19号という自然災害で大きな被害が出ています。まず、犠牲になられた方々にお悔やみを申し上げたいです。被災された方の暮らしや心の傷が少しでも早く元どおりになることを願っています」。

 日本代表はモンゴル戦(○6-0)から一夜明けた11日朝、成田空港からインド経由でタジキスタンへと出発。選手たちが台風の影響を直接受けることはなかったが、被害を受けた地域に住んでいる選手、被災した地域で育った選手、また家族や関係者が被災地に住んでいる選手もいる。

 そうした中、森保監督は「復旧復興に携わっている方々にもエールを送るような試合をしたい」と決意を表明。その後、指揮官に質問したタジキスタンの記者からは「台風が起きた日本に対し、気持ちの面でサポートしたい」と温かい声も上がった。

(取材・文 竹内達也)

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