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柏が9年ぶりJ2王者に!!1年でのJ1復帰も決める

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柏にとって2度目のJ2優勝となった

[11.16 J2第41節 町田0-3柏 町田]

 J2ラスト2節、19位FC町田ゼルビアと首位柏レイソルが対戦した。開始5分で2ゴールを奪った柏が後半にも得点を重ねて快勝。9年ぶりのJ2優勝と、1年でのJ1復帰を決めた。

 ホーム最終戦を戦う町田は、1-0の勝利で11試合ぶりの勝ち点3を獲得した前節・山口戦と同じイレブンでスタート。4-4-2のシステムで、2トップにはFW中島裕希とFW土居柊太が並んだ。

 敵地に乗り込む柏は、FWオルンガがケニア代表に選出されたため、FWマテウス・サヴィオを先発で起用。19日のベネズエラ戦で日本代表に招集されているGK中村航輔がゴールマウスに入った。
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 この試合に勝てば昇格、そして優勝が同時に決まる柏は、開始5分でその2つを手繰り寄せる。2分、敵陣右サイドでFKを得ると、マテウス・サヴィオはゴール前にクロスを送る。DFがクリアするも、MF瀬川祐輔がこぼれ球をダイレクトで振り抜く。低い弾道のシュートはゴール左に吸い込まれた。

 先制から3分後、左CKでマテウス・サヴィオはショートコーナーを選択。瀬川、DF川口尚紀とつながり、川口は斜めにクロスを入れる。大外のDF山下達也はヘディングで中央へ折り返すと、MFクリスティアーノがヘッドで押し込み、スコアを2-0とした。

 町田は柏の素早い寄せに苦しみ、なかなか前にボールを運ぶことができない展開が続く。前半のうちに柏のクリスティアーノと瀬川がそれぞれ決定機を迎えたが、GK増田卓也の好守に阻まれてしまった。

 後半に入り、最初のチャンスは町田だった。MF平戸太貴が左サイドからドリブルで中央へと入り、ミドルシュート。GK中村が一瞬こぼしてしまいFW土居柊太がつめたが、GK中村がセーブし事なきを得た。

 この日3度目のゴールが生まれたのは14分だった。左サイドへのロングボールをマテウス・サヴィオがマイボールにすると、逆サイドへ長いクロスを入れる。クリスティアーノのヘディングシュートはクロスバーに弾かれたが、こぼれ球を背番号9が自ら蹴り込みゴールネットを揺らした。

 FWドリアン・バブンスキ、DF平尾壮を投入して反撃に出たい町田は、38分、オーバーラップしてきたDF奥山政幸が土居からのパスを受けてペナルティエリア内からシュート。GK中村がセーブしたボールを再び奥山が狙ったが、これもGK中村の好セーブにあい、1点が遠い。

 4分のアディショナルタイムでもスコアは動かず。柏が3-0で勝利し、2位との勝ち点差「5」をキープし、2010シーズン以来となるJ2タイトルを獲得した。

(取材・文 奥山典幸)

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