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終了間際にプロの意地見せた町田FW晴山岬「最後まで高校サッカーらしさは出せた」

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終了間際にゴールを挙げたFW晴山岬(帝京長岡高3年)

[2.8 NEXT GENERATION MATCH 横浜FMユース 3-2 日本高校選抜 埼玉]

 プロ選手として新シーズンに向かうストライカーが意地を見せた。FC町田ゼルビアに入団したFW晴山岬(帝京長岡高3年)が日本高校選抜の一員としてプレー。「学ぶものが多いプロの世界にいて、こういうところに戻ってきた時は自分が引っ張っていかないといけないという意識があった」。その言葉通り、プレーと声でチームを牽引した。

 後半開始から投入された晴山は最前線で体を張り、ポスト直撃のシュートを放つなどチャンスを生み出した。0-2で迎えた後半26分には、ともに帝京長岡でプレーしてきたMF田中克幸のゴールで1点差に詰め寄ったが、後半35分に再び2点差に突き放された。1-3というスコアになっても変わらずに戦う姿勢を示し、最後に意地を見せた。

 後半アディショナルタイム1分、GK佐藤史騎(青森山田高3年)がロングキックを蹴り込むと、CB長江皓亮(矢板中央高3年)がゴール前で競り合い、こぼれ球に晴山が反応。迷わず右足で蹴り込み、ゴールネットを揺らした。

 選手権ではライバルだった選手たちとチームメイトになり、一か月ぶりに埼スタのピッチに立った。「(長江)皓亮がヘディング強いのは分かっていて、競り合ってくれたから自分のところに転がってきた」。特にGK佐藤とはこのスタジアムで、1月11日の準決勝・青森山田戦(●1-2)で対戦していただけに、「史騎もいいボールを出してくれた。準決勝では宿敵だったんですが、こうやって仲間になって、最後にいいキックを蹴ってくれたのは良いなあと思う。みんなに感謝したいです」と率直な思いを語った。

 チームは第98回全国高校サッカー選手権大会の優秀選手を中心に選抜された選手で構成された一方、横浜FMユースは高校1、2年生のメンバー構成だった。「年下主体のチームに負けたくはないし、全体には『プライドを見せろ』とずっと声をかけていた。最後まで諦めないで、最後まで高校サッカーらしさを出せたのは良かったなと思います」と振り返った。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2019

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