beacon

「シャワー室の隅でやったのに…」誰かの“密告”で罰金のGKシュチェスニ、アーセナル退団の経緯を語る

このエントリーをはてなブックマークに追加

アーセナル時代を振り返ったGKボイチェフ・シュチェスニー

 ユベントスのポーランド代表GKボイチェフ・シュチェスニーアーセナルを去った経緯を語っている。イギリス『メトロ』が伝えた。

 アーセナル下部組織出身のシュチェスニは当時、正守護神としてゴールを守っていたが、2014-2015シーズンのプレミアリーグ第20節サウサンプトン戦で敗れた後、シャワールームで喫煙したことが発覚。クラブから罰金処分を受け、その後はGKダビド・オスピナ(現ナポリ)に正GKの座を奪われると、期限付き移籍を経て最終的にアーセナル退団に至った。

 アーセナルの公式ポッドキャストに登場したシュチェスニは古巣時代をこう振り返っている。

「当時、僕は日常的に喫煙していて、ボス(アーセン・ベンゲル氏)もそれをよく知っていた。彼はドレッシングルームで誰もタバコを吸わないことを望んでいたし、僕もそれを理解していた」

「でも(敗れた)試合の感情によって、僕はチームメイトがいる時にタバコを吸うことにした。ドレッシングルームから誰も見えないようにシャワールームの隅に行って、タバコに火をつけたんだ」

「誰かが見ていたんだろうね。それは監督ではなかったけど、彼は報告を受けていた。数日後に僕は彼に会い、それが本当かどうか尋ねられて『はい』と答えた。彼は僕に罰金を科し、それだけで終わりになった」

「その後、彼は『いいか、君は少しの間チームを離れることになる』と言った。でも大きなトラブルや対立はなかったんだ。僕はとてもプロフェッショナルだった」

 ドレッシングルームでの失態を機に出番を失ったシュチェスニは翌2015-16シーズンからローマに期限付き移籍することになったが、ベンゲル監督との確執が理由ではないと主張している。

 喫煙問題の後も、自身はチームへの復帰を目指していた。しかし「ダビド・オスピナがいくつかのゲームで本当に良いプレーをした」ことでポジション奪取は叶わず。「僕はチームに残ってポジションを取り返すよりも、レンタル移籍することで、まだ僕が最高のGKであることを監督に納得させようとした」と当時の決断について説明した。

 結局、ローマで2シーズンを過ごしたシュチェスニはアーセナルに戻ることなく、2017年夏にユベントスへ完全移籍。2018-19シーズンからGKジャンルイジ・ブッフォンの背番号1を受け継ぎ、チームに欠かせない守護神となっている。

●セリエA2019-20特集
●プレミアリーグ2019-20特集
●初月無料!!プレミアリーグはDAZNで独占配信中

TOP