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バルサが売却候補とする選手にスペイン紙「信じがたい決断」

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貴重な生え抜き選手であるMFセルジ・ロベルト(前列右から2番目)

 バルセロナのMFセルジ・ロベルトユベントス移籍の可能性が浮上しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 S・ロベルトはバルセロナの下部組織育ちで2010年11月にトップチームデビュー。本職である中盤のほか、サイドバックやウイングをこなせるユーティリティー性を武器に、ここ数年はコンスタントに出場機会を得ている。

 一躍脚光を浴びたのは2016-17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦のパリSG戦だった。敵地での第1戦を0-4で落としていたバルセロナは、ホームでの第2戦を6-1で制し、2試合合計6-5で奇跡の大逆転勝利。同試合で決勝点となる6ゴール目を挙げたのがS・ロベルトだった。

 クラブは翌年にS・ロベルトとの契約を2022年6月30日まで延長。契約解除金は5億ユーロ(約580億円)に設定されている。

 同紙によると、このマルチな能力を備える28歳MFに対し、ユベントスが獲得に興味を持っているようだ。ただ、本人と代理人はイタリア王者からの関心を直接知らされていないため、現時点でバルセロナを離れる考えはないという。

 クラブもS・ロベルトを重要な選手と見なしており、昨年夏にはあるクラブから6500万ユーロ(約75億4500万円)で獲得オファーがあったものの、拒否したと伝えられている。

 しかし、これも数か月前までの話のようだ。バルセロナは新型コロナウイルスによる経済的な打撃を和らげるため、今では他クラブからの提案にも耳を傾ける姿勢だという。

 同紙はS・ロベルトの売却についてサッカーの面で「彼がチームで最も多才なプレーヤーであることを考えると信じがたい決断」と指摘する一方、経済的な問題から状況は変わったとレポートしている。

 そして「クラブはセルジ・ロベルトが売りに出ていることを本人に伝えていないが、彼に対するクラブのスタンスが昨年の夏から変わったというのが一般的な見方だ」とし、売却候補の1人になっているとの見解を示した。

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