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ヘルタがまたも物議…ゴール喜んでハグ&キス、ガイドライン違反も「制裁は必要ない」

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MFマルコ・グルイッチにキスするDFデドリク・ボヤタ

 ブンデスリーガは16日、新型コロナウイルスの感染拡大による中断期間を終え、他の欧州主要リーグに先駆けて再開を迎えた。ホッフェンハイムヘルタ・ベルリンの一戦では、得点を決めたヘルタ・ベルリンの選手たちが密集を作り、頬にキスをするなどして喜びを表現したことで、ガイドライン違反があったとして物議を醸しているようだ。

 ヘルタ・ベルリンがホッフェンハイムのホームに乗り込んだ一戦。問題のシーンは0-0で迎えた後半13分、MFマルコ・グルイッチのシュートが相手DFに当たり、オウンゴールで先制点が入った直後のことだった。

 リーグ側のガイドラインでソーシャルディスタンスに配慮してゴールパフォーマンスを行うことが求められていたものの、選手たちは次々にグルイッチのもとに集まって先制点を祝福。なかでもDFデドリク・ボヤタはグルイッチの頬にキスをしながら貢献を称えていた。また2点目、3点目の後にも選手同士が抱擁する場面が見られ、ガイドライン違反が指摘された。

 ドイツ紙『キッカー』によると、ブルーノ・ラバディア監督が試合後、報道陣の質問に対して「ゴールセレブレーションはサッカーの一部だ。われわれは何度も検査を受けてきたし、ゴールを祝うことは許されるはずだ。これ以上、祝うことができないのであればサッカーがもっと壊れてしまうのが残念だ」と理解を求めた。

 また2点目を決めたMFべダド・イビシェビッチはクラブの公式サイトを通じて「再開できるのを長い間待っていた。そのような瞬間のためにストライカーとして生きているわけで、感情をコントロールするのは非常に難しかった。それができなくて申し訳なく思っているが、われわれはロボットではなく情熱的なフットボーラーだ」と述べている。

 なお、ヘルタ・ベルリンでは今月、MFサロモン・カルーがPCR検査の際に投稿した動画でガイドライン違反が確認されたことで批判を浴びていた。もっとも、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)はクラブに処分を行わない方針。広報担当者は「オリエンテーションのヒントとしてゴールセレブレーションのガイドラインがある。制裁は必要ない」と述べている。

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