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C・ロナウドは中心ではなく、あくまで付加価値…ピルロ監督がチーム構成を語る「レアルは依存していた」

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FWクリスティアーノ・ロナウド不在でも勝てるチームになるために…

 ユベントスは28日のセリエA第9節でベネベントと1-1のドロー。アンドレア・ピルロ監督が試合を振り返る。

 試合はユベントスが先制。FWアルバロ・モラタが前半21分に先制点を挙げる。しかしその後は追加点を奪えず、前半終了間際には同点ゴールを許してしまう。そのまま後半も勝ち越すことはできずに試合終了。1-1で痛み分けとなった。

 ピルロ監督は試合後の会見で「経験とリーダーシップを持った選手がいないと、苦しむ傾向にある」と語る。エースFWクリスティアーノ・ロナウドは欠場。指揮官はC・ロナウドのコンディション不良を明かし、回復を優先したという。

 さらに『スカイスポーツ・イタリア』によると、C・ロナウド休養の目的には12月2日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ディナモ・キエフ戦もあったようだ。C・ロナウド自身が欧州CLへの出場を志願しており、ポルトガル代表での疲労も含めて休養を選択させた。

 しかし、ピルロ監督はC・ロナウド不在の意味も語る。「C・ロナウドは付加価値であり、彼がいなくてもプレーできるようにしなければいけない」と依存からの脱却という意味でもあったという。「レアル・マドリーはC・ロナウドに依存していた。彼はゴールを生み出すための触媒であり、動きの中心でもある。そしてそれが故に、彼が中心人物となり、彼を起点とすることが期待されてしまう」。

 ユベントスは格下から勝ち点を落とすことが多く、それはピルロ体制でも続いている。

「私たちはまだ発展途上だ。前線より深い位置からもう1枚ウインガーがいるようにしているが、機能するときもあればしないときもある。残念ながら、試合が混沌として乱雑になると、失点を抑えながら試合をコントロールしなければいけない。それができないと、今日やクロトーネ戦(△1-1)のように苦労するだろう」

「相手を仕留める瞬間、試合をコントロールする時間、それらはまだまだ学んでいかないといけない」

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