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指揮官が主審からの謝罪を明かす…C・ロナウド終了間際の決勝ゴールは認められず

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怒りでキャプテンマークを叩きつけるFWクリスティアーノ・ロナウド

 ポルトガル代表は27日のカタール・ワールドカップ欧州予選第2節でセルビア代表と対戦し、2-2のドロー。試合終了間際、FWクリスティアーノ・ロナウドのシュートはゴールラインを割ったかのように見えたが、得点は認められず。C・ロナウドは副審に抗議したことで警告を受け、試合終了後にはキャプテンマークを叩きつけた。

 24日の第1節ではアゼルバイジャン代表に1-0で勝利したポルトガル。第2節のセルビア戦でも前半11分、36分とMFディオゴ・ジョタがゴールを決め、前半を2-0で折り返す。しかし後半からセルビアの反撃を受けると後半1分、15分に失点し、2-2と試合を振り出しに戻されていた。

 再び勝ち越しを目指すポルトガル。後半アディショナルタイム1分過ぎには、セルビアDFニコラ・ミレンコビッチが危険なタックルで一発退場となり、ポルトガルが残り時間少ない中で数的優位に立つ。残り15秒のところでボールを奪うと、DFルベン・ディアスからパスを受けたDFヌーノ・メンデスが最前線にロングボールを放った。

 PA右で待ち構えていたのはC・ロナウド。相手GKも飛び出してきたところを冷静に右足のワンタッチで合わせ、ボールはそのまま無人のゴールへ。しかし、DFステファン・ミトロビッチのスライディングでボールがかき出されると、得点は認められなかった。

 シュート後もボールの行方を見守り、ラインを割ったことを確認したC・ロナウドはノーゴールの判定に激怒。副審に駆け寄って猛抗議をするも、逆に主審からその行為に警告が出された。試合はそのまま終了。不服のC・ロナウドはキャプテンマークを解き、地面に叩きつけ、そのままピッチを後にした。

 ポルトガル紙『ojogo』は、フェルナンド・サントス監督の試合後の発言を紹介。「主審は私に謝罪した。ピッチに入った私に、後で画像を見るつもりだったと言ってきたんだ」と主審との会話を明かした。欧州予選ではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)制度やゴールライン・テクノロジー(GLT)は導入されていない。指揮官は「予選で謝罪されるのは2度目だ。わたしは審判団をリスペクトはしているよ。しかし、GLTの導入は必要だ」と最新の技術導入を訴えた。

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