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“新潟のエース対策”講じた町田が右から2発…連続アシストのMF吉尾「すごく心強かった」

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FC町田ゼルビアのMF吉尾海夏

[5.16 J2第14節 町田2-1新潟 Gスタ]

 首位のアルビレックス新潟に今季初めて黒星をつけたFC町田ゼルビアの2ゴールは、いずれも右サイドでのクロスから生まれた。逆足の右で2アシストを記録したMF吉尾海夏は「今季負けていない首位の相手に、自分たちのサッカーをして勝てたことがすごく嬉しい」と振り返った。

 ホームに迎え撃ったのは10勝3分の無敗で首位に立っていたアルビレックス新潟。前節までは得失点ともにリーグベストの数字を誇る相手に苦戦も予想されたが、ランコ・ポポヴィッチ監督に「新潟の選手と比べても誰一人劣っていないし、チーム力も負けていない」と送り出された選手たちは序盤から優位に立った。

 まずはキックオフ直後、本職とは反対サイドの右サイドバック起用となったDF奥山政幸のスローインを起点とした攻撃で吉尾がニアゾーンを縦に破ると、マイナス方向へのグラウンダークロスにDF三鬼海が反応。ペナルティエリア外からミドルシュートを突き刺し、開始わずか40秒で先制点を奪った。

「試合前のスカウティングでもクロスでマイナスが空くと言われていたし、ボールを持っていたときに左足が警戒されていると思っていたので、冷静に縦に行って右足でクロスを狙っていた」(吉尾)。キックの質の高さと綿密な準備、そして瞬時の駆け引きがいずれも光ったゴールだった。

 さらに前半11分、町田は左サイドに開いたMF平戸太貴を起点にダブルボランチの素早いパスワークでピッチを横断すると、奥山が縦へとパス。これを受けた吉尾が今度はハイクロスを送り込み、MF太田修介が右足ボレーで合わせてリードを2点に広げた。

 試合後に新潟のアルベルト監督が口にした「最初の10分、15分が試合の分かれ道だった」との言葉どおり、終わってみればこの2ゴールが勝負を分けた形となった。

 自身の2アシストについて「2得点ともしっかりと中が見えていたわけではなかったけど、良いところに入ってきてくれて感謝したい」と味方をたたえた吉尾は「すごく心強かったし、後ろにマサくんがいてくれたので自分が思い切って守備でも攻撃でも積極的に行けたのが良かった。相手のストロングポイントを二人で消せたと思う」と奥山の貢献度も強調した。

 奥山によると、右サイドバック起用は対面のエースMF本間至恩対策によるもの。ドリブルを封じる得意の粘り強い守備だけでなく、攻撃面でも「本間選手が攻め残りするので、自分が2列目と3列目の間で受けて起点になれるようなポジション取りを意識していた」といい、まさに2点目はもっとも本間が寄せにくいエリアで吉尾にボールを繋いでいた。

 試合後、本間との対峙について「やらせないようにと思っていたし、自分だけでなく周りの選手も本間選手に入れさせない守備をしてくれたので役割を遂行してくれた」と振り返った奥山は「右でオープンにおいて時間も作れるので落ち着いてプレーできた。攻撃でも周りがサポートしてくれたのでいい方向に向かったと思う」と手応え。「厳しい試合だったが、サポーターの方も含めて全員で掴んだ勝利。首位の新潟を食ってやろうというのを試合開始から出せたので、それが結果につながって良かった」と笑顔を見せた。

(取材・文 竹内達也)
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