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ストイコビッチ監督、日本戦で“12年前の再現”へ「ベンチからゴールを狙うので気をつけて」

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会見に出席したドラガン・ストイコビッチ監督

 セルビア代表のドラガン・ストイコビッチ監督が10日、キリンチャレンジカップ・日本代表戦(ノエスタ)の前日オンライン会見に出席した。会見の最後には「ベンチからゴールを狙っているので気をつけてください」とジョークを口にし、報道陣を笑わせる一幕もあった。

 ストイコビッチ監督が振り返ったのは名古屋グランパスの監督を務めていた2009年10月17日、J1第29節横浜F・マリノス戦での名場面。1-2で迎えた後半40分、横浜FMの選手が名古屋ベンチに向かってボールをクリアすると、ストイコビッチ監督はこれにボレーシュートで反応し、革靴を履いていたにもかかわらずゴールマウスに突き刺した。

 約45mのスーパーロングシュートを決めたストイコビッチ監督だったが、レフェリーからは退席処分を下され、手を振りながらロッカールームに引き下がった。この日、12年前のエピソードを振り返った指揮官は「でもレフェリーにレッドカードを出さないように言っておいてくださいね」と笑顔で述べ、オンライン会見を締めた。

 また会見では日本の印象を問われ、予想スタメンをスラスラと列挙。「植田、谷口、長友、室屋。それが4バックですよね?橋本が真ん中にいて、守田が常に彼のそばにいて、伊東、鎌田、南野もいる。浅野または原口ですか?このチームは非常にスピードがあるし、テクニックがある。伊東はドリブルが得意ですよね。鎌田もいい選手だ。南野が左サイドなのか、真ん中なのかは試合が始まるまで分からない。攻撃的な選手は走るスピードだけでなく、パスのスピードも気をつけないといけないと考えている」と警戒しつつ、綿密な分析をうかがわせていた。

(取材・文 竹内達也)
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