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ハーフタイムに示した修正力、森保監督「私が言わなくても…」

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日本代表を率いる森保一監督

[6.11 キリンチャレンジ杯 日本1-0セルビア ノエスタ]

 なかなかフィニッシュまで持ち込めなかった。前半に放ったシュートは2本。すると、日本代表を率いる森保一監督は動き、後半開始からFW古橋亨梧とMF橋本拳人に代え、FWオナイウ阿道とMF川辺駿をピッチへと送り込んだ。

「前半で代えた2人と、後半から投入した川辺と阿道はできるだけ長い時間プレーしてもらいたいと考えていた。前半を振り返って、後半スタートから出場してもらおうと話した」

 また、選手を入れ替えるだけでなく、修正も施している。

「攻撃の部分は、奪ったボールをチャンスがあれば、素早く縦につける、速攻につなげることをチャレンジしようと伝えた。前半も相手を揺さぶりながら、攻撃することはできていたので、ゴールに向かう攻撃を素早くじっとしてやっていこうと伝えた」

 すると、後半3分にMF鎌田大地が蹴り出したCKをニアサイドのDF谷口彰悟がすらし、ファーサイドのMF伊東純也が蹴り込んで先制点を奪取。同19分には右サイドを抜け出した伊東のグラウンダーのクロスをオナイウが蹴り込む。このゴールはオフサイドに取り消され、試合終盤の同43分にFW浅野拓磨が迎えた決定機も得点に結び付かなかったものの、主導権を握って試合を進めて1-0の完封勝利を収めた。

 ハーフタイムに修正力を示してつかんだ勝利も、指揮官は選手たちの自主性があったことを明かす。「素早くじっとしてやっていこうと伝えたが、私が言わなくても、選手たちが指摘し合い、共有してくれていた。前半の反省が後半につながったと思う」と振り返った。

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