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レアル、ムバッペ獲得失敗の場合はリバプールFW狙いか

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FWキリアン・ムバッペ

 レアル・マドリーパリSG所属のフランス代表FWキリアン・ムバッペを獲得できなかった場合、リバプール所属FWの獲得に動くかもしれない。スペイン『フィチャヘス』が伝えている。

 レアルは来シーズンに向けて計画を立てている。それを遂行するためにはすべてのタイトルを獲得し、ジネディーヌ・ジダン前監督の下で無冠となったシーズンを払拭することが必要だが、唯一の問題はR・マドリーの経済状況が非常に複雑で、大きな投資をする資金がないことだ。

 カルロ・アンチェロッティ監督もそのことをよく理解している。同監督はムバッペと契約する可能性がまだ残っているという事実を除いては、大きな契約を要求していない。ムバッペはパリSGとの契約をあと1年残しているが、契約更新に対して消極的だ。

 しかし、こうした状況をよくわかっているにもかかわらず、アンチェロッティ監督はフロレンティーノ・ペレス会長にムバッペの獲得に失敗した場合、別の攻撃的な選手を獲得する必要があると伝えている。

来年になるとムバッペはフリーエージェントになるが、それでもパリSGがムバッペを売りたがらない場合、獲得はできないかもしれない。MFマルコ・アセンシオ、FWロドリゴ・ゴエス、FWビニシウス・ジュニオールでは、アンチェロッティ監督を納得させられない。FWエデン・アザールとFWガレス・ベイルについても今のところ疑問符がついている。DFセルヒオ・ラモスが去ったことで守備陣の質が低下し、中盤もほとんど代わりがいないとなると、ラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を制覇するには、FWカリム・ベンゼマだけでは不十分だ。

  アンチェロッティ監督の要求はFWモハメド・サラーの契約を成立させることだろう。彼はこの移籍市場でリバプールに退団を要請し、2023年夏に契約が終了する(そのため、価格は欧州サッカー界の他のスター選手よりも低い)。また、ムバッペとポジション的に衝突しないというのもある。同時に、サラーは29歳なので、若手選手たちの成長を妨げることはないとみられている。

 R・マドリーでのプレーに常に関心を持っていたサラーは、リバプールの総合成績が悪かったにもかかわらず、センセーショナルなシーズンを過ごした。51試合で31ゴールをあげたが、この数字はR・マドリーだと、ベンゼマだけが持っているものである。

 一方で、リバプールは右ウイングを探しており、FWアダマ・トラオレ(ウルヴァーハンプトン)、FWドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)、FWミッケル・ダムスゴー(サンプドリア)を視野に入れている。そのためサラーに対しての多額のオファーを受け入れることで、そのポジションの更新に余裕を持たせることができる。

サラーがクロップや他のチームメイトとの関係が最良ではないことも、彼の移籍を促すことになるだろう。R・マドリーはもともとサラーに興味を持っており、すべてはムバッペの決断にかかっているが、いまのところ現実性がかなり高いようだ。

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