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サッキ氏が見解「コンテの退任は大きな損失。今季の本命はアッレグリのユーべ」

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 名将アリゴ・サッキ氏が、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、セリエA2021-22シーズン開幕へ向けて自身の見解を示した。

 サッキ氏はまず、2020-21シーズンにユベントスの連覇を阻止し、11年ぶりの優勝を果たした王者インテルについて言及。新指揮官シモーネ・インザーギを評価しつつ、アントニオ・コンテ氏の退任を惜しんだ。

「コンテの退任による損失は大きく感じられることになるだろう。コンテは偉大な監督であり、ディレクターの役割もこなしていた。インザーギは経験を積んだ指揮官ではあるが、マネージメントにおいて(CEOのジュゼッペ)マロッタのサポートを必要とするだろう」

 また、アタランタのスクデット争いの可能性についても見解を示し「そういった責任感を背負わせるべきではない。例えば、私が“10”投資するところ、ライバルたちは“100”投資しているような状況。本命になれるはずがない。それでもこれまでの偉業を見せてきた。(ジャン・ピエロ)ガスペリーニは素晴らしい」と語った。

 続いて、ナポリの新指揮官ルチアーノ・スパレッティについては、「優秀な監督だが、常に実力を最大限に示してきたわけではない」とコメント。ローマ勢には、「(マウリツィオ)サッリは偉大な監督であり、ラツィオで上手くやるだろう。(ジョゼ)モウリーニョは純粋にスペクタクルだ。きっと我々を楽しませてくれるだろう」と語った。さらにユベントス指揮官に復帰したマッシミリアーノ・アッレグリにも言及。「カルチョにおいて最高の指揮官だ。恐るべきほどに自身のアイディアを表現できる。私は、彼のユベントスが本命であると見ている」と述べた。

 サッキ氏は最後に、ミランに加入したフランス代表FWオリビエ・ジルーに言及。「最近は出場機会が少なく、それがリスクになるかもしれない。しかし大金をつぎ込みたくないのであれば、何か不便なことが起こりうることを知っておくべきだ。それでもアイディアがあれば、お金でたどり着けない場所へ到達できる。ミランにはそのアイディアがある」との見解を示した。

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