バルセロナは5日、FWリオネル・メッシとの契約を延長しないことが決まったと発表した。2001年に13歳で加入して20年、数々のタイトルに導いてきた唯一無二のスターがクラブを去ることになった。

　バルセロナは公式発表リリースで「クラブとプレーヤーが合意に達し、新たな契約にサインする明確な意図があるにもかかわらず、財政的かつ構造的な障壁により新契約が発生しないことになった」と説明。構造的な障壁とは「スペインリーグのレギュレーション」にあるという。

　そのためバルセロナは「この状況がもたらす結果として、メッシはバルセロナに残留することがない」と明言。「両当事者はプレーヤー、クラブの希望が実現されないことを強く遺憾に思っている」と抗議の文言も記している。

　その上でメッシに対して「クラブの成長に貢献してくれた選手に心から感謝の意を表し、彼の私生活とプロ生活における未来がベストなものであることを願う」と伝えた。

　メッシは2001年、13歳でバルセロナに加入。04-05シーズンに17歳でトップチームデビューして以降、ラ・リーガ520試合474得点、UEFAチャンピオンズリーグ149試合120得点、コパ・デル・レイ80試合56得点を記録した。またバロンドールは6度獲得。チームとしてはラ・リーガ10回、欧州CL4回、コパ・デル・レイ7回の優勝を成し遂げた。

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