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バルセロナが史上初のCL開幕2連敗!! バイエルンに続きベンフィカにも0-3完敗

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ベンフィカが3-0で圧勝

[9.29 欧州CLグループE第2節 ベンフィカ3-0バルセロナ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は29日、グループリーグ第2節を各地で行い、E組のバルセロナ(スペイン)がベンフィカ(ポルトガル)に0-3で敗れた。バイエルンとの初戦(●0-3)に続いて2試合連続での大敗。欧州CLでの開幕2連敗はクラブ史上初の屈辱となった。

 試合は前半3分、ホームのベンフィカが早々に先手を取った。MFユリアン・バイグルからの浮き球スルーパスに反応したFWダルウィン・ヌニェスが左サイドを駆け上がり、そのまま深い位置まで侵入しカットイン。カバーに入ったDFエリック・ガルシアを一気に抜き去ると、強烈な右足シュートをニアポスト脇に突き刺した。

 対するバルセロナも前半10分、ようやく決定機。MFペドリからの絶妙なスルーパスに抜け出したMFフレンキー・デ・ヨングがゴール前にグラウンダーで折り返すと、FWルーク・デ・ヨングがダイレクトでシュートを狙う。だが、これはDFルーカス・ベリッシモにブロックされ、跳ね返りを拾ったぺドリのシュートも枠を外れた。

 なおも攻めるバルセロナは前半27分、F・デ・ヨングのスルーパスからFWメンフィス・デパイが抜け出すも、シュートは相手に当たって枠外へ。同29分にはぺドリの浮き球パスをF・デ・ヨングが頭で落とし、L・デ・ヨングがボレーで狙ったが、これもゴールマウスを捉えられなかった。

 前半33分にはバルセロナが早くも選手交代。センターバックのDFジェラール・ピケを変え、中盤を本職とする17歳のMFガビが投入された。ガビは第1節に続いての途中出場。31分間のプレーに終わった初戦よりも長いプレータイムをもらった。また3バックの中央にはF・デ・ヨングが入った。

 ベンフィカも前半アディショナルタイムに選手交代。MFバレンティノ・ラザロが負傷し、DFジウベルト・モラレス・ジュニオールが入った。そのまま前半はタイムアップを迎え、ベンフィカの1点リードで折り返した。

 ハーフタイム明けも最初のチャンスはベンフィカ。後半7分、先制点を挙げたD・ヌニェスのシュートがポストを叩いた。一方のバルセロナも9分、F・デ・ヨングのFKをDFアラウホ・ジュニオールが頭で落としたが、ゴール前に飛び込んだ味方には惜しくも合わなかった。

 なかなか戦況を打開できないバルセロナのロナルド・クーマン監督は後半23分、ぺドリ、L・デ・ヨング、MFセルジオ・ブスケツに代わってMFニコラス・ゴンサレス、FWフィリペ・コウチーニョ、FWアンス・ファティを一気に投入。交代選手を使って勝負に出た。

 ところが後半24分、次に試合を動かしたのもベンフィカだった。MFジョアン・マリオがFWロマン・ヤレムチュクとのワンツーから左サイドを抜け出すと、シュートはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに阻まれたが、跳ね返りにFWラファ・シウバが反応。スピードに乗ったシュートがゴール右上に突き刺さり、貴重な追加点となった。

 ベンフィカはさらに後半32分、左サイドからのクロスに反応したジウベルトがヘディングシュートを放つと、これがバルセロナDFセルジーニョ・デストの腕に直撃。主審は当初ホイッスルを鳴らさなかったが、VARの助言を受けてオンフィールドレビューを行い、判定を覆してベンフィカにPKを与えた。キッカーはD・ヌニェス。落ち着いたキックを右に流し込み、スコアを3-0とした。

 苦しくなったバルセロナは後半43分、相手のチャンスを阻止したE・ガルシアに2枚目のイエローカードが出され、退場処分。良いところのないまま0-3で敗れ、クラブ史上初めて欧州CL連敗スタートとなった。

●チャンピオンズリーグ(CL)21-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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