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灼熱のサウジを知る浅野拓磨「体力的にもメンタル的にも簡単ではない」

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オンラインで取材に応じるMF浅野拓磨

 ケガのため前回の活動は不在だった日本代表MF浅野拓磨(ボーフム)がサウジアラビアのジッダでオンライン取材に応じ、「今はまったく問題ない。全力でプレーできる状態ではある」と完全復活を宣言した。

 最終予選初戦でオマーンに0-1で敗れた森保ジャパンだが、続く中国戦には1-0で勝利。ケガで招集を見送られた浅野は「全部は観ていないけど」と前置きしながらも、「最終予選になって一気に難しい戦いになったなと感じたし、アジアのレベルが上がってきているのは間違いない」と指摘。そのうえでまずは自分たちのことに集中すべきと強調した。

「自分たちが持っている力を100%ピッチで発揮することにフォーカスした方が最終予選では自分たちの力になるんじゃないかと見ていて感じた。窮屈というか、出し切れていない感じはしたので、自分が入ったら自分のスピードを全力で生かすようにやっていきたいなと思った」

 7日のサウジアラビア戦(ジッダ)、12日のオーストラリア戦(埼玉)は最終予選前半戦の山場となる。「この予選の中でも一番厳しい2試合になる」。サウジアラビアとは前回のロシアW杯予選でも同組となり、最終節の消化試合だったとはいえ、17年9月に敵地で対戦したときは0-1で敗れている。

 今回と同じジッダのキング・アブドゥラー・スポーツシティで行われた試合には浅野も後半開始から途中出場したが、「正直、あまり鮮明には覚えていないけど、スペースが消されている試合で、自分を生かせるようなスペースがまったくない状況だったのは覚えている」と振り返る。

「スタジアムの雰囲気もそうだし、環境面でも体力的に厳しい戦いだった。時期もそんなに変わらないし、今回も空港から外に出た瞬間、『暑っ』と感じたので、体力的にもメンタル的にも簡単なゲームではない」。強い口調で覚悟を示した。

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