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「スペインに本物のFWはいないと言われていたが…」イタリア撃破の2ゴールを挙げたF・トーレスがMOM選出

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2ゴールの活躍を見せたFWフェラン・トーレス

[10.6 UNL準決勝 イタリア1-2スペイン]

 スペイン代表のFWフェラン・トーレス(マンチェスター・C)が6日に行われたUEFAネーションズリーグ2020-21準決勝のイタリア代表戦(○2-1)で2ゴールを挙げ、UEFA選定のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。

 右ウイングで先発出場したF・トーレスは前半17分、左サイドのFWミケル・オヤルサバル(ソシエダ)からのクロスに右足で合わせ、先制弾を奪取。イタリアが退場者を出した後の同アディショナルタイム2分には、再び左のオヤルサバルからのクロスに反応し、ヘディングで追加点を決めた。

 だが、後半3分にプレーが止まったタイミングでピッチに座り込み、自ら交代を要求。スペインは同4分にFWジェレミ・ピノ(ビジャレアル)を緊急投入し、終盤に1失点を喫したものの、数的優位を生かして2-1のまま逃げ切った。

 UEFAテクニカル・オブザーバーのジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏はF・トーレスについて「素晴らしいパフォーマンスであり、彼の2ゴールが試合を決めた。スペインには本物のFWがいないと言われていたが、彼はストライカーの役割をしっかりと果たした」と評価。それだけに「負傷退場しなければならなかったのは残念だった」とも付け加えた。

 なお、ルイス・エンリケ監督は試合後、F・トーレスの状態に関して「フェランがどうなるかは分からない。前半にダメージを受け、後半にもダメージを受けたので、リスクを冒さないことにした」と説明している。ベルギーとフランスの勝者と戦う決勝は、4日後の10日に開催。F・トーレスを欠くとなれば、スペインにとって大きな痛手になる。

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