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健勇&大然で終盤猛攻2発!! 横浜FMが札幌に逆転勝利、優勝争いに踏みとどまる

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[10.16 J1第32節 横浜FM2-1札幌 日産ス]

 J1リーグは16日、第32節を各地で行い、横浜F・マリノス北海道コンサドーレ札幌に2-1で勝利した。序盤から1点ビハインドを強いられる難しい展開となったが、終盤にFW杉本健勇とFW前田大然の2ゴールが決まって一気に逆転。首位との勝ち点差を9に縮め、残り6試合、優勝争いにかろうじて踏みとどまった。

 2位の横浜FMは試合前の時点で、首位の川崎フロンターレと勝ち点12差。1試合消化が少ないとはいえ、奇跡の逆転優勝のためには連勝が必要な状況となっている。この日は8月28日の第27節・鹿島戦(●0-2)以来、約1か月半ぶりのホームゲーム。自慢の3トップには得点ランクトップを走るFW前田大然と、FWレオ・セアラ、FW仲川輝人が並んだ。

 それでも先制したのはアウェーの札幌だった。前半7分、MFルーカス・フェルナンデスにアクシデントがあってMF青木亮太との交代を強いられたが、同24分にDF福森晃斗のショートコーナーを受けたDF菅大輝が左足を一閃。ニアポスト際に突き刺すスーパーゴールが決まった。

 さらに札幌は前半29分、MF金子拓郎の左CKからDF高嶺朋樹が決定的なヘディングシュート。だが、これはGK高丘陽平のスーパーセーブに阻まれた。守護神にピンチを救われた横浜FMは同34分、MFマルコス・ジュニオールのクロスにレオ・セアラが合わせるも、わずかに枠を外れた。

 勢いを止めない札幌は前半39分、MF荒野拓馬の縦パスをMFチャナティップが受け、スルーパスに抜け出した青木がゴールに流し込むが、これはオフサイド。それでも同44分、横浜FMは仲川のクロスが相手に当たり、軌道が変わったボールに前田が合わせるも、これも枠を外れて札幌1点リードでハーフタイムを迎えた。

 後半は一進一退の攻防。まずは3分、札幌は菅のパスを受けたMF駒井善成が強烈なシュートを狙うも、投入されたばかりのDF實藤友紀がスライティングブロック。同18分には横浜FMが途中交代MF天野純のFKからDFチアゴ・マルチンスのシュートに繋げるも、得点には至らなかった。

 それでも後半39分、横浜FMが同点に追いついた。右サイド起点の組み立てから左サイドに展開し、實藤から途中出場のFWエウベルに預けられると、エウベルが右足でゴール前にクロスを供給。これに同じく途中出場のFW杉本健勇が頭で合わせ、力強いシュートで押し込んだ。

 さらに後半43分、横浜FMは左サイドの開いたMF天野純のクロスが一度は駒井に阻まれるも、素早くアプローチしてこぼれ球を再奪取。そのままの勢いで右足クロスを送ると、ゴール前に抜け出した前田が押し込み、瞬く間に逆転に成功した。そのまま試合はタイムアップ。横浜FMが逆転優勝に望みをつなぐ勝ち点3を獲得した。

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