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フランクフルトは今季初の連勝ならず…長谷部はリーグ戦8試合ぶり先発出場、鎌田は後半開始からプレー

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リーグ戦8試合ぶり先発出場のMF長谷部誠

[10.16 ブンデス1部第8節 フランクフルト 1-2 ヘルタ・ベルリン]

 ブンデス1部は16日、第8節を各地で行った。MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトはホームでヘルタ・ベルリンと対戦し、1-2で敗れた。開幕節以来の先発出場となった長谷部は、キャプテンマークを巻き3バックの真ん中、ボランチでプレー。日本代表としてカタールW杯アジア予選に参加していた鎌田は後半からピッチに立った。

 前節、首位バイエルン相手に白星を挙げて、今季初勝利を掴んだフランクフルト。今季2勝目となる連勝を目指し、インターナショナルマッチウィーク明け初戦を迎えた。

 試合は前半7分にスコアが動く。左サイドからMFブラディミール・ダリダが右足でゴールに向かうようなクロスを送ると、ゴール前に走り込んだMFマルコ・リヒターがヘディング弾。敵地に乗り込んだヘルタ・ベルリンが幸先よく先制し、1-0とした。

 さらに攻め込むアウェーチーム。前半17分には右サイドでDFペテル・ペカリークがMFフィリップ・コスティッチ(フランクフルト)からボールを奪い、リヒターに繋げると、そのまま上げたクロスにFWクシシュトフ・ピョンテクが頭で合わせた。しかし、このシュートはフランクフルトのGKケビン・トラップが足でストップし、追加点を許さない。

 今季2勝目を目指すフランクフルトも応戦する。前半28分、右サイドでコーナーキックを得ると、キッカーを務めたコスティッチがトリックプレー。ゴール前にボールを蹴り込むと見せかけてペナルティーアークにグラウンダーのクロスを送り、構えていたMFクリスティヤン・ヤキッチが右足を振り抜いた。シュートは枠を捉えたが、ヘルタ・ベルリンのGKアレクサンダー・シュボロウが右手一本で弾き出し、難を逃れた。

 ヘルタ・ベルリンの1点リードで前半を折り返すと、フランクフルトは後半開始とともにFWイェスパー・リンドストロムとDFティモシー・チャンドラーを下げて、鎌田とDFアルマミ・トゥーレを投入した。鎌田はトップ下でプレー。長谷部もポジションを一つ上げてボランチに入った。

 後半スタートから攻め込むフランクフルトは、10番コスティッチを起点に左サイドから攻撃を展開。後半7分にはコスティッチのクロスに走り込んだMFジブリル・ソウが頭で狙ったが、ゴールを奪うことはできなかった。

 すると、後半チャンスのなかったヘルタ・ベルリンがゴールに迫る。後半15分、左サイドでボールを受けたMFマクシミリアン・ミッテルシュテットがグラウンダーの鋭いクロス。ニアサイドでFWイシャク・ベルフォディルが潰れて、ファーサイドから走り込んだMFユルゲン・エケレカンプが仕留め、リードを2点に広げた。

 ホームで負けられないフランクフルトも反撃に出る。最終ラインからDFマルティン・ヒンターエッガーが前線へボールを放り込むと、抜け出したFWゴンサロ・パシエンシアがペナルティーエリア内で倒されてPKを得た。このPKをパシエンシアが自ら沈めて1点を返す。

 後半41分にはゴール前のフリーキックをフランクフルトのGKトラップがビッグセーブ。試合は終盤になるにつれ攻守が入り乱れる展開となった。フランクフルトはタイムアップの笛が鳴るまでゴールを目指したが、追加点を奪ことが出来ず1-2で敗戦。2連勝とはならなかった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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