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レスターのロジャーズ監督、ECL行きに失意「その大会が何なのか分からない」

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 レスター・シティは9日、UEFAヨーロッパリーグでカンファレンス・リーグに回ることになったが、ブレンダン・ロジャース監督はこの大会がどんなものかも知らないことを認めた。『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 レスター・シティは首位で最終節を迎え、引き分け以上でグループ突破が決まる条件だったが、ナポリに2-3で敗れた。グループCのもう一つの試合でスパルタク・モスクワがレギア・ワルシャワに1-0で勝利したことから、グループ3位に転落。カンファレンスリーグに回ることが決まった。

 来年2月にUEFAカンファレンス・リーグに入るためのプレーオフ・ラウンドを控えているが、ロジャース監督は『BTスポーツ』に対し、「正直に言うと、この大会が何なのかも知らないんだ。私はUEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)とこのグループでの勝利に集中していたし、最低でも2位になることを目指していた。すぐに理解すると思うけどね」と語っている。

 ロジャース監督は少なくともグループステージ突破に必要な勝ち点1点を得ることができたはずだったと考えている。

「基本に立ち返ることができたと思う」

「チームには若い選手がたくさんいて、甘えがある。今シーズン、彼らにはより多くを要求し、様々なシステムや形でプレーしてきた。個々人の話をすると、相手ランナーに追いついたり、クロスを止めたりするメンタリティを持っているかどうかにかかっていると思う」

「それがどんな形であってもいいが、その解決策を見つけるのは私の責任だ。今日はオフェンス面では良かったが、ディフェンス面では十分ではなかった。ハーフタイムに選手たちに言ったのは、隙間を埋めて、泥臭いプレーをしようということだった」

「相手の最初の得点を阻止するため、もっとブロックしなければならなかった。2失点目はジャンプするタイミングが悪かったためにスペースが空いてしまっていたし、3失点目の場面ではランナーを追ってクロスを止めなければならなかった。これらは試合の基本だが、私たちはあまりうまくできていない」

 2点を先行されたレスターは前半のうちに追いついたものの、決勝点を許し、勝ち点を奪えなかった。

「後半、私たちにも3点目を取るチャンスがあった」

「ジェームス(・マディソン)ががっかりしていたように、大きなチャンスがあったし、他にもチャンスはあった。だが結局は、十分な守備ができなかった」

「これからのニューカッスル戦は非常に重要だ。私たちの攻撃面は明るい。私たちにはゴールを決める力はあると思う。だがもっと優れたディフェンスをしなければならない。すべての面でチームに堅実さを取り戻すことを考えなければならない。相手に負けないように堅くなることは常に基本であり、私たちはそれに立ち戻らなければならない」
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