beacon

「価値のない選手と叱責されたようだった」ローン先で輝く20歳DFがアーセナル時代を回想

このエントリーをはてなブックマークに追加

 マルセイユに期限付きで加入しているDFウィリアム・サリバは、不遇の時間を過ごしたアーセナル時代を振り返った。

 2019年、激しい争奪戦の末に2700万ポンド(約41億円)でアーセナル加入が決定したサリバ。移籍初年度はレンタルでそのまま古巣サンテティエンヌでプレーしたが、翌年に合流するも出番はなし。半年後にはニースへ、そして今季はマルセイユへレンタルされている。

 フランスの名門で確かな実力を証明する20歳のサリバだが、『ユーロスポーツ・フランス』でアーセナル時代について「難しい時間だった。僕は半年間プレーできなかったんだ。『お前は価値のない選手だ!』と叱責された感じだった。キャリアの中で戦わなければいけないし、さらに上に行くためにこれを教訓にしなければいけない」と話し、以下に続けた。

「でも、僕はこの経験をポジティブにとらえているし、糧にしている。半年間プレーできなかったという意味を理解している。アーセナルに加入する前、僕は『誰とプレーするんだろう』と思っていたけど、プレミアリーグではスカッドにすら入れなかった。でも、フットボールとはこういうもの。ビッグクラブではどこでも競争がある。競争を恐れているなら、フットボールなんてやったらダメだよ」

 そんな20歳のフランス人DFは、現在リーグ・アン2位のマルセイユで輝きを放っている。自身のパフォーマンスについて「アーセナルに向けた直接的なメッセージではない。でも、半年間プレーできないという難しい時間を送ったから、僕はあのクラブでプレーできるだけの力があることを証明したかった。今は自分自身のためにプレーしている。これはリベンジではないんだ」と話している。

●フランス・リーグアン2021-22特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP