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中澤佑二氏が青森山田DFのプレーを絶賛「32歳ぐらいの俺みたい」

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日本代表時代の中澤佑二

 元日本代表DFの中澤佑二氏が青森山田高(青森)の選手が見せたプレーを絶賛した。

 青森山田は8日、第100回全国高校サッカー選手権準決勝で高川学園高(山口)と対戦し、6-0のゴールラッシュで大勝。4年連続のファイナル進出を果たし、3大会ぶりの優勝と3冠達成に王手をかけた。

 この試合中継で解説を務めた中澤氏が注目したのは、1-0で迎えた前半20分のシーンだ。

 青森山田の自陣PA内で高川学園FW小澤颯太(3年)がこぼれ球に反応し、右足を鋭く振ってシュート。だが、青森山田DF三輪椋平(3年)が至近距離で体を張ってブロックし、ゴールを許さなかった。

 ここで「ナイスディフェンス!」と声を発していた中澤氏は、プレーが切れた後に「今、三輪くんかな? 青森山田4番の。三輪くんのシュートブロック良かったね!」と称賛。リプレイが流れる中で「(相手のシュートが)股抜けそうなところを、しっかり股を閉じて、でもしっかりとシュートコースに入って寄せたっていう。(当該シーンが流れたタイミングで)いいっすね!」とうなり、「なんか、俺みたい(笑)。32歳ぐらいの俺みたい」と、横浜F・マリノスや日本代表で数々のピンチを救ってきた自身と重ね合わせた。

 このコメントに実況の安村直樹アナウンサーは「なにより嬉しい言葉でしょう」と言及。中澤氏は続けて「股抜かれてしまうとね、GKから見えないところでゴールに入ってしまうという可能性がある中で、股を閉じる勇気っていうのが大きいですからね」と解説し、失点を防いだファインプレーを称えた。

青森山田高DF三輪椋平(写真協力『高校サッカー年鑑』)

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