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白熱の“バルセロナダービー”は最後にドラマ! バルサがエスパニョールに逆転許すも土壇場で追い付く

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チームを救ったFWルーク・デ・ヨング

[2.13 ラ・リーガ第24節 エスパニョール 2-2 バルセロナ]

 ラ・リーガ第24節が13日に開催され、4位バルセロナは敵地で13位エスパニョールと2-2で引き分けた。序盤に先制しながら一時1-2と逆転されたが、途中出場のFWルーク・デ・ヨングが土壇場で同点ゴールを奪取。リーグ戦の連勝は2で止まったものの、8試合負けなし(4勝4分)となった。

 両チームの前回対戦は昨年11月20日に行われた第14節。ホームのバルセロナが1-0でエスパニョールを破り、シャビ・エルナンデス監督の初陣を飾った。

 エスパニョールの本拠地で迎えた“バルセロナダービー”第2ラウンドは、アウェーのバルセロナが開始から大ブーイングを受ける中、前半2分にスコアを動かす。

 高い位置でボールを回収した流れから左サイドのDFジョルディ・アルバが左足でクロスを供給。中央のFWフェラン・トーレスに相手2人が釣られ、大外でフリーとなったMFペドリが右足で押し込んだ。

 その後も前から守備をハメつつ、FWアダマ・トラオレやF・トーレスがゴールを脅かしていく。しかし、追加点を奪えずにいると、前半40分に同点に追い付かれた。

 エスパニョールFWラウール・デ・トマスがPA内左でキープし、MFセルジ・ダルデルにバックパス。PA手前左で受けたダルデルが右足でゴール右隅を射抜き、1-1とした。

 バルセロナは前半に負傷していたDFロナルド・アラウホをハーフタイム中に下げ、後半開始からDFエリック・ガルシアを投入。出場停止のDFダニエウ・アウベスを含め、4バックの主力2枚を欠くことになった。

 後半11分にはPA内やや左でこぼれ球を拾ったMFガビが左足でネットを揺らすも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入した結果、味方のオフサイドで得点は認められない。

 すると、後半20分に再びエスパニョールが牙をむく。ダルデルが敵陣センターサークル付近から浮き球のパスを送ると、E・ガルシアの背後を取ったデ・トマスがトラップから抜け出し、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとの1対1になる。右足でゴール左に突き刺し、得点ランキング2位の今季13発目で2-1とゲームをひっくり返した。

 追いかけるバルセロナは途中出場のFWピエール・エメリク・オーバメヤンやFWウスマン・デンベレ、L・デ・ヨングも含めて反撃を図る。後半アディショナルタイム2分にはDFジェラール・ピケとエスパニョールMFニコが2枚目のイエローカードを受け、互いに退場。それでもバルセロナは最後に意地を見せた。

 後半アディショナルタイム6分に右サイドのトラオレが右足でクロスを送り、PA内中央のL・デ・ヨングが反応。高い打点のヘディングシュートをゴール右に叩き込み、チームを救う同点弾を奪った。

 試合はそのまま2-2でタイムアップ。エスパニョールは勝ち点3を取りこぼし、5戦未勝利(2分3敗)となった。一方、バルセロナは連勝こそ2でストップしたが、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内の4位をキープしている。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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