beacon

高打点フリックで追加点演出! 後半劣勢もシャットアウト! 川崎F山村和也「継続していくことが大事」

このエントリーをはてなブックマークに追加

川崎フロンターレDF山村和也

[2.26 J1第2節 鹿島 0-2 川崎F カシマ]

 3日前の横浜F・マリノス戦で4失点し、開幕2試合目にして今季初黒星を喫した川崎フロンターレ。3連覇に向けて早くも苦境に直面したかのように思われたが、この日は守備陣が安定感を取り戻した。敵地・鹿島アントラーズ戦での完封勝利に貢献したDF山村和也は試合後、「中2日ではあったが、しっかりと勝つように準備してきて、それが結果につながって良かった」と前向きに振り返った。

 前半は圧巻の内容だった。まずは2分、ハイプレスからFW知念慶が先制ゴールを決めると、同17分にはセットプレーから追加点を奪取。「シュートを打ちに行ったけど、うまくボールに触ることができた」という山村のフリックから、DF佐々木旭がファーサイドで詰めた。ところが後半は一転、システムを変えて攻めてきた鹿島の攻撃に押し込まれる形に。それでもDF谷口彰悟と山村のコンビが落ち着いた対応を続け、最後までシャットアウト。2-0での勝利に導いた。

 チームは前節の反省を生かして「試合を通して球際で負けないようにしようと考えてやっていた」と山村。攻守で奮闘した背番号31は「後半は少し押し込まれる時間が長かったし、そこで全体が気持ちを切らさずに割り切って守備をするところができた」と守備陣の対応に手応えを述べつつ、「試合に勝てたことがすごく良かったし、継続していくことが大事。次もしっかり勝って行けるようにいい準備をしていきたい」と継続を誓った。

 また鬼木達監督も「気持ちの勝負ということを話していた中で、そういうものを前面に出すことで勝利できた。やるべきことをやれば勝っていけると選手の自信になってほしい」と選手たちの粘り強い戦いぶりを評価。その上で「負けが全てダメではなく、横浜FM戦もそうだったが、負けたとしても進歩していれば最終的に34節終わった時にいい結果につながると思う。前節の負けを選手が糧にしてくれた。引き続き一喜一憂せず、次のゲームに向かおうと思っている」と気を引き締めていた。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP