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A・マドリーが接戦制して欧州CL8強へ!! マンUは後半の猛攻及ばず今季無冠に

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[3.15 欧州CL決勝T1回戦 マンチェスター・U 0-1 A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は15日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、アトレティコ・マドリー(スペイン)がマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を1-0で破った。合計スコア2-1でA・マドリーの2年ぶり8強入りが決定。マンチェスター・Uは今季無冠が決まった。

 A・マドリーのホームで行われた第1戦は1-1のドロー。第2戦ではホームのマンチェスター・Uが先発3人を入れ替え、両サイドバックのDFディオゴ・ダロトとDFアレックス・テレス、ボランチの一角のMFスコット・マクトミネイを新たに起用した。A・マドリーも3人を変更。MFコケ、MFロドリゴ・デ・パウル、FWアントワーヌ・グリーズマンが新たに入り、MFエクトル・エレーラがインサイドハーフからアンカーに移るなど、中盤の並びも一部変わった。

 試合の立ち上がりはマンチェスター・Uが主導権を獲得。前半開始早々、FWクリスティアーノ・ロナウドがリフティングで左サイドを突破し、プレミアリーグ前節のトッテナム戦でハットトリックを記録した勢いを感じさせた。そして前半13分には最初の決定機を創出。ダロト、ロナウドがつないで右サイドをMFブルーノ・フェルナンデスが突破すると、第1戦でゴールを挙げたMFアンソニー・エランガがクロスに反応したが、シュートはGKヤン・オブラクの顔面に当たった。

 A・マドリーは前半16分、デ・パウルのミドルシュートがMFフレッジの足先に当たってゴール左上隅を突いたが、GKダビド・デ・ヘアがスーパーセーブ。マンチェスター・Uも同26分、バイタルエリアでの連続横パスからダロトがミドルシュートを狙うも、オブラクに正面でキャッチされた。

 するとA・マドリーは前半34分、中央エリアを細かいパスワークで打開し、コケがスルーパスを配球すると、右ウイングバック起用のMFマルコス・ジョレンテがエリア内に侵入。グラウンダークロスからFWジョアン・フェリックスがワンタッチで沈めた。だが、ここで副審がフラッグアップ。ジョレンテのポジションがオフサイドだったと判定され、ゴールは認められなかった。

 それでも前半41分、A・マドリーが試合を動かした。DFヘイニウドがエランガの突破をファウルギリギリでストップすると、カウンター攻撃を開始。右サイドでフェリックスがトリッキーなヒールパスでつなぎ、グリーズマンが高い軌道のクロスボールを供給すると、大外で1枚余っていたDFレナン・ロディがヘディングシュートを突き刺した。

 後半はややA・マドリーがラインを下げる選択をする中、マンチェスター・Uが主導権を奪い返した。まず1分、ダロトの浮き球パスをブルーノがヒールで落とし、エランガが右サイドを駆け上がって決定的なシュート。だが、これがわずかに枠を外れる。14分にはダロトのクロスがファーに送られたが、FWジェイドン・サンチョのボレーシュートは枠外。なかなかゴールに近づけない。

 後半17分にはA・マドリーもカウンターから立て続けにビッグチャンス。R・ロディからフェリックスへのクロスはシュートに至らなかったが、直後のセットプレーではDFホセ・マリア・ヒメネスが強烈なヘディングシュートを放った。マンチェスター・Uはここから立て続けに選手交代。エランガ、マクトミネイ、ブルーノ、フレッジに代えてFWマーカス・ラッシュフォード、MFポール・ポグバ、MFネマニャ・マティッチ、FWエディンソン・カバーニを入れた。

 マンチェスター・Uは後半32分、セットプレーからDFラファエル・バランがヘディングシュートを放つも、オブラクがスーパーセーブ。跳ね返りからC・ロナウドがバイシクル気味に狙ったが、これもオブラクが驚異的なキャッチで防いだ。その後もマンチェスター・Uが優勢を保つも、そのままタイムアップ。A・マドリーがリードを守り切った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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