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「チームと何か問題があったとか、何か悪さをしたとかではない」…いわき26歳DFが3月末をもって現役引退

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 いわきFCは28日、DF田中龍志郎が本人の申し出により、3月末をもって現役を引退することを発表した。

 1995年5月7日生まれで現在26歳の田中は、習志野高、流経大を経て、18年にJFLのソニー仙台入り。20年からいわきに移籍。在籍3年目を迎えた今季は、J3リーグ第3節終了時点で出場はなかった。

 田中はクラブを通じて、以下のようにコメントしている。

「いつもご支援、ご声援をいただいてる全ての皆様へ。​

 私、いわきFC 3番 田中龍志郎は、リリースの通り3月末をもってサッカー選手を引退することを決意しました。

 リーグ戦が始まったばかりの大切な時期に、このようなご報告をすることとなり、大変申し訳ありません。今年で21年目となるサッカー人生でした。これでもかというくらい考えに考え抜いて、悩んで悩んで導き出した決断です。サッカーを引退することに後悔は一切ありません。ですが、私をここまで応援してくださったファン、サポーター、スポンサーの皆様に、もう一度ユニフォームを着て、プレーしている姿をピッチで見せれないことが、何よりも一番申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 チームと何か問題があったとか一切ありません。何か悪さをしたとかでもありません。ただ、燃え尽きました。完全に燃え尽きました。そこに尽きます。

 念願のJリーグの舞台。小さな頃からの夢でした。サッカーだけひたすらやってきました。どんなことがあろうと、這い上がってやる。その気持ち一心で突き進んできました。山あり谷ありのサッカー人生でしたが、たくさんの方に応援され、周りの方に元気や勇気を少しでも与えられたかと思うと、幸せなサッカー人生でした。

 まだ今後のことは決まっていません。この長いサッカー人生で培ってきたことも活かしつつ、社会で生きていくために必死に学んで喰らいついていこうと思っています。

 長文となってしまいましたが、これからもいわきFCの応援をよろしくお願いします。そして田中龍志郎という1人の人間のことも少し気にかけていただけたら嬉しいです。本当に本当にたくさん皆様に助けられてばかりでした。ありがとうございました!」

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