レアル・マドリーのフランス代表FWカリム・ベンゼマがパリSGの同胞FWキリアン・ムバッペのレアル入りを歓迎するとともに、加入が実現すれば得点力が倍増するだろうと期待した。スペイン『マルカ』が伝えている。

　ベンゼマはフランス『レキップ』のインタビューで「(ムバッペとは)代表チームで一緒にプレーするのも好きだし、クラブでも一緒にプレーしてみたいね。僕らは2倍、いや3倍のゴールを決められると思うよ(笑)」と冗談交じりに語った。

　自身は現在、ラ・リーガ得点ランキングで断トツ1位の24ゴールを挙げているが、周囲の選手を生かすのも抜群にうまい。

　レアルのエースは「代表チームのムバッペとは、お互いが何をしようとしているのかが分かっているので、うまくいっている。例えば、2人とも左でプレーするのが好きなんだけど、2人同時にそこにいることはないんだ」とクラブでの共演にも自信を示した。

　チームはラ・リーガ前節を終え、消化試合が1つ少ない2位バルセロナに12ポイント差をつけて首位を独走。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ではパリSGを相手に大逆転劇を演じ、今月6日と12日に行われるチェルシーとの準々決勝に駒を進めた。

　ベンゼマは4シーズンぶりのビッグイヤー獲得に向け、「(優勝の)本命はいない。パリSGとレアルの例で言えば、僕らは第1戦で有利と見られていたかもしれない。そして第2戦ではパリSGがとても優位な立場となっていた。だから何の意味もないんだ。チェルシーはとてもいいチームなので、いい結果を出すために臨むつもりだ」と力を込めた。

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