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退場者を出したフランクフルト、バルセロナとのEL準々決勝第1戦はドロー…鎌田がスタメンで存在感発揮

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フランクフルトとバルセロナはドロー

[4.7 EL準々決勝第1戦 フランクフルト 1-1 バルセロナ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦が7日に開催され、MF鎌田大地とMF長谷部誠の所属するフランクフルト(ドイツ)はホームでバルセロナ(スペイン)と1-1で引き分けた。スタメン出場の鎌田は後半36分までプレー。ベンチスタートの長谷部に出番はなかった。第2戦は14日にバルセロナの本拠地カンプ・ノウで行われる。

 フランクフルトは鎌田をシャドーに配置した3-4-2-1の布陣でスタートした。対するバルセロナの並びは4-3-3。DFジェラール・ピケとDFエリック・ガルシアがセンターバックコンビを組み、DFロナルド・アラウホが右サイドバックを務めた。

 バルセロナはFWピエール・エメリク・オーバメヤン、FWアダマ・トラオレ、FWフェラン・トーレスの3トップで攻め込むと、前半3分にF・トーレスが強烈なミドルシュートでゴールを襲うが、GKケビン・トラップのファインセーブで先制とはならない。

 一方のフランクフルトは前半6分に決定機。カウンターからペナルティエリア内右のMFイェスパー・リンドストロームがマイナスに折り返すと、鎌田がDFを引きつけて中央のスペースを空け、フリーで走り込んだMFジブリル・ソウが左足で合わせる。しかし、シュートはゴール左に外れた。

 その後、バルセロナはピケにアクシデントがあったとみられ、前半23分にDFクレマン・ラングレを緊急投入する。

 前半38分には鎌田のパスを受けたMFフィリップ・コスティッチがペナルティエリア左脇からグラウンダーのクロスを送り、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに触られたボールにFWラファエル・サントス・ボレが反応。MFセルヒオ・ブスケツとの接触で倒れ、フランクフルトにPKが与えられる。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のオンフィールドレビューの結果、ファウルはなかったとしてPKは取り消しとなった。

 スコアレスで折り返した一戦は後半3分に動く。フランクフルトの右CKからペナルティエリア手前中央のFWアンスガー・クナウフがこぼれ球を拾い、右足でアウトにかけたシュート。GKテア・シュテーゲンから逃げるようにゴール右隅へ突き刺さり、先制点を挙げた。

 しかし、バルセロナはMFフレンキー・デ・ヨングやFWウスマン・デンベレをピッチに送り出して反撃を図ると、後半21分に追い付く。右サイドでボールを持ったデンベレが中央へ持ち出しながら前方のF・デ・ヨングにパス。F・デ・ヨングはワンタッチでF・トーレスにつなぎ、リターンを再びF・トーレスに送る。ペナルティエリア内中央で受けたF・トーレスは右足でゴール左に流し込み、1-1とした。

 勝ち越しを目指すフランクフルトだったが、後半33分にDFルーカス・トゥタが2枚目のイエローカードで退場となり、数的不利に陥る。同36分に鎌田を下げ、DFアルマミ・トゥレをピッチへ。バルセロナに押し込まれる時間が続いたものの、1-1でタイムアップを迎え、勝負の行方は第2戦に委ねられることになった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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