beacon

移籍後初ゴールの田中碧「やっとチームの力になれて嬉しい」得点後に「日本では味わえない」体験も

このエントリーをはてなブックマークに追加

1ゴール1アシストの活躍を見せたMF田中碧

[4.8 ブンデスリーガ2部第29節 デュッセルドルフ 3-0 ハンザ・ロストック]

 ブンデスリーガ2部第29節が8日に行われ、13位デュッセルドルフはホームで11位ハンザ・ロストックを相手に3-0で快勝した。この一戦で先発フル出場したMF田中碧は加入後初得点を含む1ゴール1アシストの活躍。試合後のインタビューで「やっとチームの力になれてすごく嬉しいです」と喜びを示した。

 ボランチでスタメン起用された田中は前半13分、左サイドのMFハレド・ナレイからの低いクロスにペナルティエリア内中央で反応。DFを先に滑らせてから右足で合わせる技ありシュートで先制ゴールを挙げた。

「常に点を取りたいという気持ちは持っていますし、うまく(ニアの)ロウベン・(ヘニングス)がスルーしてくれて、ハレド(・ナレイ)のボールも良かった。あとはしっかり相手を見て決めるだけだったので、ハレドのパスに感謝したいなと思います」

 得点後にはスタンドのファンから田中の名前がコールされ、「日本では味わえない体感だったので、初ゴールをホームで決められて嬉しいなと思います」と満足した様子で話した。

「相手にロングボールが多く、少し難しかったけど、自分たちでしっかり動かせた。先制点を取れて、そこからはすごく良かったと思っています」

 田中の先制ゴールでリズムをつかんだデュッセルドルフはさらに後半19分、DFニコラ・ガボリのクロスをMFアペルカンプ真大がヘディングで押し込み、追加点を奪取。同アディショナルタイム3分には田中のパスを受けたナレイが右足で強烈なミドルシュートを叩き込み、そのまま3-0で終了のホイッスルが鳴った。

 デュッセルドルフは4試合ぶりの白星を手にし、これで8戦負けなし(4勝4分)。結果的に3点中2点に絡んだ田中だったが、ハレドのダメ押し弾については「アシストできたのは嬉しいですけど、ハレドのシュートがすごかったのでアシストをつけてもらったという感じです」と謙虚に語った。


●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2021-22特集

TOP