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名古屋長谷川監督、味スタ凱旋に「変な感じでしたね」3-5-2変更で敵地連戦ドロー

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名古屋グランパス長谷川健太監督とFW永井謙佑

[4.20 J1第2節延期分 FC東京 0-0 名古屋 味スタ]

 名古屋グランパスは前節の鹿島戦に続き、2試合連続のスコアレスドローに終わった。長谷川健太監督は試合後、「お互い持ち味は出せた試合」と総括しつつ、「狙い通りにはチャンスは作れたが、なかなか最後に仕留めることができなかった。ただ狙いとしているサッカーはやっとでき始めたので、この勝ち点1を3に持っていけるようにしっかり準備はしていきたい」と先を見据えた。

 長谷川監督の就任1年目、下位に停滞する名古屋は13日のルヴァン杯広島戦(●1-2)から3-5-2のシステムを採用。広島戦は退場者を出した影響で逆転負けを喫したが、以降のJ1リーグ戦では上位の鹿島、FC東京とのアウェー連戦で続けて勝ち点1をもぎ取った。指揮官は「やっと締まったゲームができるようになってきた」と手応えも語る。。

 一方、得点を奪うに至っていないのも事実だ。この日はFW柿谷曜一朗がゴール前にフリーで抜け出した場面など、「狙いどおりの形でビッグチャンスが作れた」が、FC東京の固い守備を破れなかった。

 長谷川監督は「FC東京もここまで5失点のチームなので、そこまで簡単に重心かけて前に行けない。カウンターが持ち味のチームだし、ディエゴ、永井、アダイウトンといる」と攻守のバランスの難しさをのぞかせつつ、「1対1で守っているシーンもあったし、リスクをかけて行くところは行っていた」と指摘。「チャンスがないのなら考えていかないといけないが、決定機はあったと思うし、名古屋のほうが多かった。やり始めてまだ3試合目なので、チャンスを決め切る部分の練度を上げていく作業が必要かなと思う」と力を込めた。

 なお、長谷川監督にとっては昨季まで4シーズンにわたって監督を務めていた古巣との対戦。「変な感じでしたね。スタジアムに入ってくる時、いつもホームチームは左に曲がるが、左に行きそうになった。そういう意味ではまだそんなに時間は経っていないが、変な感じでした」。試合途中にはFWディエゴ・オリヴェイラ、FW永井謙佑と握手を交わす場面もあったが、「前半はそういう感じだったが、後半にお互いそんな余裕がない中で勝利を目指してしっかりファイトしていた。名古屋の監督としてこのスタジアムで勝利したかった」と悔しさを語った。

(取材・文 竹内達也)
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