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リバプールが3年ぶりCL優勝に王手! 前半はビジャレアルに2失点喫すも…L・ディアス投入で流れ変えて3得点逆転

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リバプールがCL決勝へ

[5.3 欧州CL準決勝第2戦 ビジャレアル 2-3 リバプール]

 UEFAチャンピオンズリーグは3日、準決勝第2戦を行った。FW南野拓実が所属するリバプール(イングランド)とビジャレアル(スペイン)の対戦は、リバプールが3-2で勝利。前半2失点から後半3得点で逆転し、2試合合計5-2で決勝へ。2018-19シーズン以来の優勝に王手をかけた。

 4月27日の第1戦では、リバプールが2-0で勝利。20本のシュートを放った一方で、ビジャレアルに枠内シュートを打たせず、完璧な試合運びを見せた。リバプールは4-3-3の布陣で前線3枚は左からFWサディオ・マネ、MFディオゴ・ジョタ、FWモハメド・サラーが並ぶ。一方、ビジャレアルは4-4-2で、2トップは負傷から復帰したFWジェラール・モレノとFWブレイェ・ディアとなった。

 試合は開始3分から動く。ビジャレアルは左サイドからクロスが上がり、ファーサイドのMFエティエンヌ・キャプーが折り返し、B・ディアが合わせる。ゴールネットを揺らし、早々に先制点を奪った。

 ビジャレアルはその後もG・モレノを中心にボールを保持しながら攻め立てる。前半37分、G・モレノのパスからMFジオバニ・ロ・チェルソが敵陣PA内に進入。しかし、GKアリソン・ベッカーの飛び出しに阻まれた。

 だが、前半終了間際に再びスコアを動かしたのは、またしてもビジャレアル。前半41分、DFパウ・トーレスのロングフィードからキャプーがPA右からクロスを上げる。最後はMFフランシス・コクランがヘディングシュートでゴールに流し込んだ。

 前半の2得点で、ビジャレアルは2試合合計2-2と振り出しに戻す。前半はリバプールが枠内シュート0本という結果に。ハーフタイムにジョタを下げ、MFルイス・ディアスを投入。後半開始からボールを回しつつ、リバプールがペースを取り戻していく。

 リバプールは後半10分、FKを横パスでリスタート。パスを受けたDFトレント・アレクサンダー・アーノルドは素早く右足シュートを放つが、相手選手に当たりつつ、ボールはクロスバーを直撃。惜しくもゴールとはならない。

 しかし、ペースを握るリバプールが待望のゴール。後半17分、MFファビーニョが自ら中盤でボールを運び、右サイドのサラーにパス。サラーから再びパスを受けると、PA右の難しいコースから思い切って右足シュートを放つ。相手GKの股下を強引に通し、ゴールラインを割ってみせた。

 さらに、リバプールは後半から大きく流れを変えたL・ディアスが結果を残す。後半22分、右サイドのA・アーノルドが左足でインスイングのクロスを上げると、ゴール前に飛び込んだL・ディアスがヘディングシュート。ゴールに流し込み、同点ゴールで2-2とする。2試合合計は4-2と点差を広げた。

 リバプールは後半29分に第2戦のスコアもひっくり返す。ロングカウンターから最前線のマネにボールが渡ると、飛び出してきた相手GKをかわす。冷静に無人のゴールに流し込み、3-2と逆転。2試合合計は5-2まで開いた。

 リバプールはその後交代カードを使い、優位に試合を運ぶ。一方、ビジャレアルは後半40分にキャプーが2回目の警告で退場処分となり、数的不利に陥った。

 前半45分に肝を冷やしたリバプールだが、後半45分で試合展開をひっくり返し、3-2で勝利。2試合合計5-2で3年ぶりの決勝進出を決めた。決勝は今月28日、レアル・マドリーとマンチェスター・シティの勝者と対戦する。

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