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元ロシア代表主将が反戦を訴える…軍事侵攻に「完全なるホラーだ」、FIFAやUEFAの制裁に支持を表明

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元ロシア代表主将のイゴール・デニソフ氏

 元ロシア代表主将のイゴール・デニソフ氏(38)が、ウクライナへ軍事侵攻している自国を非難した。スペイン『マルカ』が、YouTubeチャンネル『Nobel』での同選手のインタビューを引用して伝えている。

 今年2月24日に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻。その影響はサッカー界にも及ぼし、命を落とした民間人の中には、ウクライナでプレーをするサッカー選手の名前もあった。国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は3月にロシア代表と同国クラブに対し、両連盟主催の国際大会への参加を停止する決定を共同で下した。

 これまで、ロシアサッカー連合(RFS)や同国クラブがFIFA、UEFAに対して非難する光景は見られたが、サッカー関係者が公の場で自国の批判をするのは、稀な出来事。国による情報統制や政権批判への圧力、制裁がある中、デニソフ氏は危険を承知で戦争反対を訴えた。

「これらの出来事(軍事侵攻)は大惨事だ。完全なるホラーだ。この言葉を最後に私は捕まるか、殺されるかもしれない。だが、私はありのままを伝える」

 デニソフ氏は、YouTube内で約2時間にわたりロシアのウクライナへの軍事侵攻や自身のサッカー人生について語り、そこでは、ロシア人選手の国際大会出場停止処分に対する支持やプーチン大統領に戦争をやめるようにとビデオメッセージを撮影したことも明かしている。

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