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ドイツでの復帰戦から中2日…香川「出るからにはフルでやりたい」

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 ドイツから帰国しての中2日。帰国翌日のゲーム。さらには左足首の負傷から復帰したばかり。“悪条件”がそろいながら、FW香川真司(ドルトムント)は過密日程でもフル出場を直訴した。

「出るからにはフルでやりたい。日本に来たわけだから。代表でやれるのは楽しみだし、やるからには結果を残し続ける気持ちで90分やりたい」

 15日の練習中に左足首の靭帯を損傷し、18日のヘルタ・ベルリン戦(1-0)を欠場した香川。当初は復帰まで2、3週間かかるとみられていたが、26日のハノーファー戦(3-1)で2試合ぶりに先発復帰。負傷からわずか11日でピッチに戻り、チームの7連勝に貢献した。

 日本代表に追加招集され、帰国したのは試合前日の28日。「アイシングとかはしている」と左足首の状態も万全ではないが、言い訳にするつもりはない。「難しいところもあるけど、切り替えができれば。コンディションはいいので、最終的には頭の切り替え」と力を込める。

 海外組にとっては昨年11月15日の北朝鮮戦(0-1)以来の試合だが、3次予選突破を決めたあとの試合だったこともあり、香川はベンチに座り、出場機会はなかった。香川にとって昨年11月11日のタジキスタン戦(4-0)以来の出場となる代表戦は、6月に開幕するW杯アジア最終予選前、最後の試合。「フィニッシュの精度の中でどう崩し切るか。3次予選最後の試合だし、海外組も集まっているので、攻撃の精度を高めたい」と誓っていた。

(取材・文 西山紘平)

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