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日本vsウズベキスタン 公式練習後のザッケローニ監督会見要旨

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 W杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦(29日、豊田ス)に臨む日本代表は28日、試合会場の豊田スタジアムで公式練習を行った。この日からFW香川真司(ドルトムント)、DF内田篤人(シャルケ04)、DF長友佑都(インテル)、GK川島永嗣(リールス)も合流し、全24選手が最終調整した。

以下、練習後の監督会見要旨

アルベルト・ザッケローニ監督
「明日の試合は我々にとって大切な試合になる。W杯予選の一つの試合ということで大切な試合にもなるし、強いチーム、いいチームというのは試合によって態度を変えてはいけない。明日の対戦相手は我々同様に予選突破を決めているチームだし、リスペクトしないといけない相手だと思っている。
 ウズベキスタン自体も早めに東アジアに来て韓国と親善試合をやるなど、コンディションの面でもいい準備をしてきている。アジア杯、前回のアウェーでの試合を通じて非常に攻撃的なスタイルを持っているチームだという印象を持っている。中央アジアの特性でもあるが、フィジカル面でもいいものを持っている。
 我々自身はやることは変わらない。これまで積み上げてきたものを出したい。私にとって代表19試合目だが、いい状態で臨みたい。予選突破をすでに決めているとはいえ、1位でこの3次予選を終えたいという強い気持ちを持っている。相手を過小評価せず、戦っていきたい」

―今日合流した選手もいるが、全員起用できそうか?
「現時点でみんな使える状態にあると思う」

―香川については?
「使えると思うし、こないだのブンデスリーガの試合でもほとんど90分間やっている。いい状態でいるし、使える状態にはあると思う」

―最終予選前最後の試合だが、どういう狙いを持っている?
「代表チームとして進むべき道、チームとしての方向性をある程度定めて、意識を共有しているので、試合を通じてその精度を高めていくための試合にしたい。この試合が終わったら、また3か月、代表チームの活動がない。アイスランド戦もすべての選手を招集できたわけではなかった」

―宮市は途中から流れを変えられる選手だと思うが、明日の起用法は?
「そういった特徴は持っていると思う。非常にスピードが速いし、力強い選手で、持久力も持っている。スペースがある方が生きるタイプなのかなという印象を持っている」

―ボランチの選手に求めることは?
「A代表で組むダブルボランチの役割としては、まず責任感を持って、チームにバランスをもたらす存在であってほしいと思っている。攻撃陣とDF陣をつなぐ役割を期待している。すべてのポジションがサッカーでは大切だが、その中でも中盤のポジションがチームの中で一番大切だと思う。ここのダブルボランチがしっかり機能してくれれば、いいサッカーになると思うし、私が代表チームの監督になってからダブルボランチは非常によくやってくれている」

―宮市を途中から出す場合、10分でいいのか、最低でも45分は与えたいか?
「さまざまな要素があると思う。できれば明日の試合で24人全員を試したいが、そういうわけにはいかない。その中でチェックしたいこともあるし、バランスも考えないといけない。相手のチームがどういう風に出てくるかによっても判断したい」

―ウズベキスタンで出場停止の選手がいるのは日本にとってアドバンテージになるか?
「この1試合だけに関するとそんなに変わらない。もし5人の選手がイエローカードを持ち越してこの試合に臨んだのであれば、2枚目のイエローカードをもらわないように臨んだと思うが、その5人が出場できないということでそういう状況ではなくなった。明日出場する選手は最終予選に向けて監督にアピールしたい気持ちがあると思うので、本気でやってくると思う」

―ウズベキスタンはアウェーで対戦したときのメンバーのうち4人しか来日していないが、日本は現時点で考えられるフルメンバーで戦うのか?
「明日の試合はチェックしたいこともあるが、勝ちたい、1位でこのグループを突破したい気持ちもある。相手のことも考えながら、自分のチームのバランスを考えて明日のフォーメーションを決めたい」

(取材・文 西山紘平)

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