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19歳の遠藤主将が2発!!湘南が連勝達成で首位キープ

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[4.8 J2第7節 湘南2-0町田 BMWス]

 首位湘南ベルマーレはホームで16位FC町田ゼルビアと対戦し、2-0で勝利した。19歳ながらゲームキャプテンを務めるDF遠藤航がPKを含む2得点の活躍。今季初の完封勝利で連勝を飾った湘南は、開幕から7戦負けなし(6勝1分)で首位を守った。一方の町田は、今季最多の3連敗を喫してしまった。

 前半から湘南が果敢に攻める。前半23分、MF永木亮太のFKに遠藤が合わせ、ヘディングシュートを狙うがGKに止められた。直後には左サイドから仕掛けたMF高山薫が中央へ折り返す。FW大槻周平のシュートは枠を外れた。

 押し込まれていた町田だが、前半30分過ぎからようやく攻撃で形をつくった。前半33分、MF柳崎祥兵が右サイドから攻め込みクロスを入れる。FW平本一樹のヘディングシュートはポスト右へ外れた。同34分には後方からのロングボールを受けたFW勝又慶典がゴール正面からシュート。クロスバー上方へ外れていった。スコアは動かない。

 前半終了間際には湘南が決定機を迎える。前半42分、高山のパスに抜け出したFW菊池大介がDF藤田泰成に倒され、PA手前右でFKを獲得。永木の蹴りこんだボールをFW馬場賢治が落とし、最後はファーサイドにいたDF大野和成が押し込んだ。湘南が先制したかに思われたが、これはオフサイド。0-0のまま前半を折り返した。

 こう着した試合を動かしたのは湘南の頼れるDFだった。後半22分、大槻の左CKに合わせて、遠藤がファーサイドへ回り込むと低い弾道のボールをヘディングシュート。19歳ながらゲームキャプテンを務める遠藤が今季3点目を決め、湘南が先制に成功した。

 その後も湘南は攻撃の手を緩めない。後半36分には左サイドから攻め込んだ高山が浮き球パス。触れば1点という場面だったが、走り込んだ途中出場FW古橋達弥の右足はわずかに届かなかった。同37分には馬場に代わって、新戦力のFWマセナを投入。今季加入したブラジル人の助っ人FWがJデビューを果たした。

 湘南は後半44分にMF古林将太に代わり、DF島村毅を投入。すると直後のロスタイム1分、PA内右で島村がDF津田和樹に倒されたとしてPKを獲得。これを遠藤がゴール右隅へ決めて、2-0に突き放した。なお、津田はここで受けた警告が2枚目だったため、退場となってしまった。そのまま逃げ切った湘南が2-0で勝利。今季初の完封勝利を収めると開幕から7戦無敗となった。

 試合後、2得点を挙げる活躍をみせた遠藤は「きょうの場合は得点を取るよりも無失点で終わることを意識していた。無失点で終われたことは次につながる」とゴールよりも今季初の完封勝利に笑顔。「まだまだ先は長いので、気を引き締めて戦っていきたい」と力強く先を見据えた。

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