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フィオレンティーナがロッシ監督を解任、試合中に選手に殴りかかる

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 フィオレンティーナは2日のセリエA第36節・ノバラ戦後、試合中にMFアデム・リャイッチを殴ったとしてデリオ・ロッシ監督を解任した。

 信じられない“事件”は前半32分に起こった。ホームのフィオレンティーナは前半14分、30分と立て続けに失点。2点のビハインドを負うと、直後にリャイッチに代えてMFルベン・オリベイラを投入した。前半の早すぎる交代に不満を持ったリャイッチはベンチに向かって拍手。ロッシ監督と口論となり、親指を立てたリャイッチに激高した指揮官が殴りかかった。

 クラブはこの行為を重要視し、即座に監督の解任を決めた。アンドレア・デッラ・バッレ名誉会長はクラブの公式HPで「ロッシはこうしたことをするような人間ではない。しかし、今夜、彼が犯した行為はとても深刻なものだ」とコメント。「どんな挑発があったとしても、ああしたリアクションを正当化することはできない。リャイッチにも厳しい規律を講じるつもりだ。降格を免れるために、我々はより団結しなければならない」と、リャイッチにも厳罰を下すことを示唆している。

 残留争いに巻き込まれているフィオレンティーナは後半の2得点で2-2の引き分けに持ち込み、勝ち点1を獲得。残り2試合で降格圏の18位レッチェとの勝ち点差を6とし、次節5日、敵地でのレッチェとの直接対決で引き分け以上なら1部残留が決まる。

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